現役書道家プロファイルVol.5【うどよし】
YouTubeチャンネル「お字書き道TALKS」の企画、現役書道家インタビュー。現役で活躍する書道家の皆さんにゲストとしてお越しいただき、ざっくばらんに書道と人生のお話をお伺いします。
(ゲスト回は、前編・後編に分けて月1更新)
ぜひYouTube動画でご視聴ください↓↓
※以下一部敬称略。
うどよしさんはこんな人
名前:うどよし(本名非公開)(書家/現代アーティスト)
活動名「うどよし」は「しよどう(書道)」を反対から読んだもの
出身地:大阪府
好きな書家:榊莫山(1926-2010年)
現代文の書道(広く手書き文字)を広めるため、日々精力的に邁進中。
書道の世界は、中国の漢詩と平安時代のかな文字を書くものがほとんど。現代詩などを書くものがあっても独自にくずされた筆記体を使うものが多く、やはり一般的には読めない・・・。
「読める現代文の書道」は未だ誰も確立していないと言っても過言ではない状況。うどよしさんはそこに単身切り込んで、成果をあげています。
略歴
大学生の頃、書道部へ入部。書道作品を展覧会に出品する度に、「読める書が全くない」ということに大きな違和感を持ち、「現代文(普通の日本語文)の書道を広めたい」という野望を掲げた。
大学卒業後、大手食品会社に入社、サラリーマンの傍ら3年に一度個展を開催しながら書道の活動・研究を続ける。外資系コンサルを経て、和様の書道家として独立。
文京区湯島にて和様の書道教室を主宰し、現代文の書道を伝える。また一方で外国人の書道体験を積極的に行っており、年間数百人の外国人に書の魅力を伝えている。
独自の文字の開発に取り組み、最新のものでは江戸文字風の文字開発がほぼ完了(2023年)。
「和様の書展」「クセ字コンテスト」などの展覧会も一手に取り仕切る。まだ動画が一般的になる前からニコニコ動画等で書道対決を行うなど、インターネット界へも果敢に切り込む。最近はYouTubeでVR書道対決なども行っている。
「王様のブランチ」「ぶらり途中下車の旅」「アド街ック天国」「モヤモヤさま~ず2」「有吉くんの正直さんぽ」など錚々たるテレビ番組にも書道を通して出演。
東日本大震災の「がんばろう日本」等、各種揮毫も多数!ユニクロ御徒町店では、「UTme!」で文字デザインを提供。ユニクロ商品の追加料金なしで、Tシャツやトートバッグ等オリジナルのプリントが可能!
作品紹介
筆者から見たうどよしさん
この書道家インタビュー企画は、ほぼ一度もお会いしたことがない方をお招きして突然収録を始めるというちょっと無謀な⁉企画ですが、皆さん書道への熱い思いが溢れるお方ばかりで、1回60分を超える盛りだくさんの内容となっています。
もちろんうどよしさんも熱き書道家の一人。丸メガネが勢いで曇ってしまうくらい滔々と熱き思いを語ってくださいました。
主に中国古典や平安かな古典を重んじる他の書道家の方々とうどよしさんが異なるのは、「読める現代の日本語文の書道を広めたい」という野望をお持ちなこと。そのために、自身の創作作品を発表するにとどまらず、何かしら社会に影響を与えたい!と活動されています。
でもこれ、言うは易し、行うは難し。
うどよしさんは、書道や現代文の歴史を研究し、現代の流れに合った新しい企画を生み出し、SNS等で発信し、人を集め、展覧会を実施し、企業とのコラボレーションのため営業を行い・・・目標のための物事を手広く、且つ一つひとつ着実に遂行されています。(地道な作業も多くホントに大変なことだと思います。)
書道家であることはもちろん、野心家、活動家とでもお呼びしたい!!
一方で、うどよしさんが書かれる文字は、一言で言えば「カワイイ」文字。他の書道家の皆さんと一線を画したスタイルを確立されています。
「トメ・ハネ・ハライは味の素!」(やればそれなりに良く見える)とおっしゃるうどよしさんは「トメ・ハネ・ハライ」をあえて極限まで削った独自の書風です。(野心家のカワイイ文字!ってなんだかギャップ萌え感・・)
人と違うことをする。そしてそれを誰かに伝え、広めていく。
それは実に並大抵のことではありません。私ももっと頑張らなくちゃ・・・なんて月並みですが、うどよしさんに背筋を伸ばされた思いがします。
「お字書き道TALKS」を書いていただいた!
今度はあなた(書道家)を人生を聞かせてください!
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