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300日連続投稿記念|自分の小説で国語問題を作ってみました。|問題編



はじめに


こんにちは吉村うにうにです。いつもは、長編小説やたまにショートショートなどを書いております。この度は、私の執筆生活の中で初の「自分の小説を国語問題にして皆さんに解いて頂く」という企画を思いつきましたので、提供します。なお表紙画像は minko | にわ撮リスト(自称)さんから頂きました。ありがとうございます。

国語問題を作ったきっかけとなった小説

月に一度「純文学風」に小説を書いておりまして、7月度は「類型」を出しました。
こちら(どちらも同じ小説です)

で、その「純文学もどき」がどうだったかというと

評価がよろしくないというか、「あまりよくわからない」という、微妙なリアクションだったんですね。あと、私に気を遣って下さったのか、ノーリアクションだったり。もう少し反響があるかと思っていたので、意外でした。

妻にこの小説を読んでもらって

感想を貰いました「私は元ネタ知っているから分かるけど、この小説、分かり辛いし長い。メインのシーン(後半だけ)書けばいいんじゃない?」というありがたい意見でした。
いやいや、この小説は前半があるからこそ活きるんだ!とこと細かに主人公の心理を解説すると、ようやく納得してくれました。早い話、私の描写力不足です。

小説は心理描写を抜くとものすごく難解になる

「月イチ純文」では、実験的に心理描写を敢えて入れておりません。これは川端康成さんの短編を読んでそれに倣い、表情や台詞、行動のみから登場人物の考えを匂わせてみようと実験的にそうしています。そうなると、確かに野暮ったい感じは抜けますが、読者さんには非常に不親切に感じることでしょう。

実験は上手くいかなかったけれども、この小説、自分では可愛いと思っています

この小説を、理解して欲しいなと思いました。自分の作品は我が子のようだと思っていて(他の記事にも書きましたが)、理想的な育ち方ではなくても、大好きなんです。ちょっとは日の目を見せてやりたいと思いました。良い所があるのに誤解されたままでは気の毒です。
そこで、解説でもつけようかなと考えた時に、ふとこんなことが頭に浮かびました。

この小説を理解するって、面倒臭い国語の問題解くようなもんじゃない?

主人公の心理を行動や表情、などから推測させるなんて、国語の嫌な問題じゃないか。それなら、解説を只行うのではなく、国語の問題を作っちゃえ、なんて思いついたのです。高校時代、センター試験で苦しめられた大の苦手科目、国語の問題を作るなんて、私、どうかしているとは思いました。でも、面白そう。素人が、素人小説作って、それを素人国語問題にする、こんな滅茶苦茶な企画、きっとなかっただろうと思うとワクワクしてきました。

というわけで、問題を作成してみました。

問題として成り立っていないかもしれないという不安はありますが……。解いて頂けると嬉しいです。「うにうに、こんな理不尽な問題作るなよ」という声が聞こえてきそうですが、チャレンジして頂ける方が、一人でもいらっしゃったら私もこの小説も救われます。
私の狙いとしては、問題の選択肢を読んで、「この小説の言いたいことは、これだったんじゃないか?」と気づいてもらうことです。気づいてもらうことで、この小説を理解してもらえたらなあ、と淡い希望を持っています。

もし解いて下さる方がいらっしゃったら、の話ですが

そのうち、解答を出しますので、ご自身で自己採点して「こんな問題解ける訳ねーだろ」などと、悪態ついて頂けると作者冥利に尽きます。楽しんで(理不尽な問題に苦しんで?)頂けるといいなと。
もし、解答をご自身の胸に仕舞うだけでなく、「この選択肢選んだよ」と、読者の方が解答をコメント欄に記載して下さったなら、成績優秀者を後に表彰させて頂こうかと考えております。賞品、賞金は出ない只の名誉だけですし、もしコメント欄の解答者が複数名いらっしゃればの話ですが(皆さんお忙しいですから)。
(2023年追記)現在、表彰の対象にはなりませんが、解いて下さればいつでも採点させて頂きますので、お気軽にどうぞ。

万一、コメント欄に回答を記載される方はこちらをコピペすると便利かも。全て選択問題で数字を()内に記載して頂ければと思います。

問題Ⅰ ㋑( )㋺( )㋩( )
問題Ⅱ ア( )イ( )
問題Ⅲ  ( )
問題Ⅳ  ( )
問題Ⅴ  ( )
問題Ⅵ ( )( )
コメントの返信に点数の記載を希望(する・しない)

それでは、国語の苦手な方もお気軽に

これは、うにうにの国語問題に見せかけた、意地悪クイズくらいに思ってください。理不尽な答もあるかも知れません。国語力はほぼ関係なく、「うにうにの頭の中を透視できる超能力テスト」といった方が近いと思います。だから、「点数悪かったらどうしよう?」などと考えないで下さい。うにうにの描写力不足がすべて悪いのです。問題用紙は6枚で国語の雰囲気を出すために縦書きにしました。縦書きのやり方を教えてくださったのはこちらの記事です。新町まつりさん、ありがとうございます。

では、楽しんで下さい。電子機器の変換機能使うのは駄目ですよ。前の記事を読んで、接続詞確認も駄目です。
画像が小さくてすみません。拡大して頂ければと思います。

試験スタート


最後に

最後まで読んで下さってありがとうございます。もし、解いてくださった方がいたら至福の思いです。この記事書いていて、もの凄くテンション上がりました。

     解説編につづく

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