水深800メートルのシューベルト|第970話 8 吉村うにうに 2024年7月12日 14:02 「いやいや、すみませんねえ。そうだ、アシェル、今度陸に上がったら射撃訓練もこなさないと」 セペタは目の前で引き金を引く動作をした。「いや、なるべくしたくないね。銃は疫病神だよ。もうこりごり」「他にも何かあったのか? 暴発でもさせたか?」 彼は目を見開いて真剣な顔になった。僕が昔ギャングだったことを知っているトリーシャと目を合わせてから言った。「まあ……そんなとこだね。僕はクラムジーだから」 そう言いながらコーヒーを啜った。 第969話へ戻る 第971話へつづく 第1話に戻る ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #連載小説 #長編小説 #潜水艦 #長編連載小説 #アメリカ海軍 8