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煙管はじめました。拾弐服目 叺
喫煙歴なし。煙管からはじめました。
煙管入れを探す(後編)
「叺」
この漢字の読み方をご存知でしょうか。
「かます」です。
お恥ずかしいことに私は煙管をはじめてからこの漢字を知りました。
叺は元来、円筒状の袋の総称だそうですが、転じて煙管入れを意味する語としても使われています。
この記事は、叺(煙管入れ)を探すの後編です。
前編はこちら。
ドラムスティックケースを探す
長煙管を入れることができる叺が少ない。そこでペンケース、箸入れ、リコーダー入れなどを検討。しかしこれぞという商品は見付からない。ドラムスティックケースはどうか。しかし一般的なスティックケースは数組を入れられるよう大きく作られている。スティックを1組・2本だけ収納するようなケースはあるのだろうか、というところまでが前編でした。
そして探した結果。
ありました。ドラムスティック1組だけを収納するケース。
あるものですね。
しかし1組だけのスティックケースは、どのようなドラマーに需要があるのでしょうね。
長さ440㎜。267㎜の助六煙管を収納できます。ちょっと長すぎますが。
価格も安い。
そしてもう一つありました。
長さ437㎜。価格も上記商品とほぼ同じ。
どちらにするか。
少し迷いましたが、出し入れがしやすそうな点と色の好みで後者のケースにしました。色はグレーを選びました。
配送に7~10日ほどかかるようです。きっと東アジアの国から発送されるのでしょう。急いでいるわけではありませんので、注文しました。
それから3週間
待てど暮らせど来ぬケース。
注文の翌日には「荷物は出荷されました」のメッセージ。
注文2日後には「ご注文商品が配送業者に引き渡されました」。
そこから2週間経っても、配送状況に動きはなし。
注文から3週間が経ち、ようやく「通関が完了しました」のメッセージ。
数日後にポストに投函されていました。
400㎜弱もある商品なのに、封筒のサイズはずいぶん小さい。
半分に折り曲げて封入されていました。
折りジワは付いていなかったので良かったです。
届いたケースはこれ。
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中央の紐を解いて、開くとこのような形。
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意外に良いです。
助六煙管1本、小粋の箱、マッチを収納できます。
煙管はあと2本ぐらい入りそうです。
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長さが余りますので、袋を閉じるときに端を折るようにしました。
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なかなか良いです。
しばらくはこの形で煙管を持ち運ぼうと思います。
思わぬ発送元
ところでこのケースの発送元を見て驚きました。
赤道ギニア共和国です。
これがグローバル・サプライチェーンなのですね。
煙管に関する本を発行しました
秋月堂『煙管 ~ 見方、買い方、吹かし方』(2024年、大阪工業大学知的財産学部水野研究室)
文庫版、32頁
300円(税込)
https://c.bunfree.net/p/kyoto09/43492
コレクターではなく煙管を日常使いする秋月堂さんが語る17年間の煙管ライフ。
なぜ煙管を始めたのか?紙巻タバコとどう違うのか?どこで買うのか?価格はいくらなのか?道具は何を揃えれば良いのか?どこで喫うのか?手入れは必要か?
煙管入門書として最適。
私はこの本で煙管をはじめました。
神戸元町の1003様、大阪西天満の水野ゼミの本屋で絶賛販売中。
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今回もご笑覧いただきまして、ありがとうございました。(水)