2023年1月→2024年10月の変化など
1年半ぶりの更新です
長らくnoteの更新をお休みしていました。調べてみたら最後の投稿が23年2月でした。ほぼ1年半、放置していたことになります。
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世界は大きく変わった
2023年1月の時点から世界は大きく変化しました。もっとも大きな変化といえば、AIの浸透がだいぶ進んだことが挙げられます。2005年頃に偶然AI業界の一端を知る機会がありましたが、そのきっかけがあまり好ましい状況ではなかったので、やや否定的に成り行きを見守っていました。
ところが時代は大きく飛躍し、私もほぼ毎日ChatGPIなど何かしらの人工知能を使うようになっています。2024年のノーベル賞も、物理学賞と化学賞の受賞分野がAI関連でした。この先もさらにAIが社会の中に溶け込んでいくことになることでしょう。
ただ、AIはこの先人間が本当に制御できるのかという深刻な問題があります。その恐怖の源泉になっているのが、今から40年前に公開された映画「ターミネーター」の世界観でしょう。2029年の地球は暴走した人工知能が人間を支配・抑圧するようになっており、人類がAIに対抗するための基幹技術を将来発明する子供を除去するために、過去の1980年代にシュワルツェネッガー演ずるターミネーターがやってくるという内容です。
「ターミネーター」に影響されすぎているわけではないのですが、AIに全面的に依拠する生活様式はどこかでしっぺ返しを食うことになると私も考えています。ChatGPTを使っていると、言語関連では大変優れた機能を有していますが、自然科学系の証明問題を与えてみると、何食わぬ顔でウソの情報を返してくるので注意が必要です。その返答がウソかマコトかを見極める能力がなくなってしまうと、この世の中はフェイクニュースだらけになってしまうおそれがあります。もっとも、社会が正しくない情報で埋め尽くされても、それなりに世界が回ってしまうところが怖いのですが。
これまで2045年にAIの知性が人間を完全に超える「シンギュラリティー」(技術的特異点)を迎えると言われていましたが、ニューラルネットワーク技術の驚異的な進展により、今では2030年頃にそれが起こるのではないかと指摘する研究者もいるようです。
先週、イーロン・マスク率いるテスラ社が自動運転車と合わせて鳴り物入りで2026年からの販売を発表した家庭用ロボット「オプティマス」は、シンギュラリティーの到来がますます早まりそうだという確信を多くの人に与えました。
なにはともあれ、比較的早い時期からAI業界の存在に気づいていたのに、それを自分の人生の転機に活かせなかったのは、先を読む力のなさとしかいいようがありません。何事も色眼鏡で物事を見ては本質を見誤るのだと痛感させられています。
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