キャバ嬢を辞めようと菓子折りまで用意したのに、辞められなかった悲しみの秋時雨
やはり、手っ取り早くお金を貯めよう!などと安易に思ったのが悪かったな、と今になって思う。
2024年、4月初めての土曜日のこと。
私はこの日、キャバクラの体験入店をしに夜の街を闊歩した。
昼間は地道に真面目な働き者の私であるが、もう、なんか老後の資金とかが不安になって来ちゃって、副業を考えていたところ《時給6000円》の文字には思わず目が眩んだ。しかし、そんなうまい話などこの世にはなかった。
面接に行き、「夜の仕事は?」「未経験です」と告げれば、じゃあ3000円ね、というこ