つるみ黄麹 〜黄麹仕込みの芋焼酎〜
杜氏の技あり焼酎 寒仕込みの数量限定銘柄
黄麹の軽やかで華やかな香りと、明治創業から続く銘柄「鶴見」の力強さ、2つの特徴を併せ持つ焼酎です。
グラスを口に運ぶまでに届く香り、ひと口飲んだ後に華やかな香りが舞い、香ばしい余韻を残します。
黄麹について
明治時代、鹿児島県の芋焼酎は主に黄麹で造られていました。
黄麹は現代においても日本酒で主に使われている麹菌です。
甘酒に使われるのもこの黄麹で、お米のデンプンが黄麹菌の作り出す酵素で分解されて甘みを感じられる糖となり、甘酒となります。
黄麹菌は増殖する際に酸を出しませんが、焼酎造りで主に使用される白麹・黒麹は増殖時に酸を出すため、雑菌が繁殖しにくく腐造しにくいという特徴があります。
酸を造らない黄麹での醸造は、鹿児島県で芋がとれる製造時期(晩夏から秋頃)は気温が高いため腐造も多く、時代を経て明治時代後期に鹿児島に伝来した「黒麹」「白麹」が主に用いられるようになりました。
焼酎を黄麹で仕込む場合でも、現代では腐造防止として補酸(酸を加えること)をしている場合があります。
大石酒造の「鶴見黄麹」は、明治時代の芋焼酎をイメージして「全量黄麹」「補酸なし」で造りました。
腐造防止のため衛生管理を厳しく行い、冬の気温の低い日に仕込をしております。
腐造にならなぬよう工夫を重ね、2014年に販売を開始した銘柄です。
毎年4月頃になると出荷を開始します。
華やかで柔らかな香りで、春の訪れる季節によく合います。
杜氏の技あり焼酎。