《キンカノート》 ふたつ目に買ったケージの話。
男女の”振り分け”を考えるのに、ヒナたちの性別が分かるまで買うのを待っていたケージ。
ぽんずとゴマだれの子供たちは皆男の子だったので一緒に入れてもダイジョーブ!・・・なので、両親であるゴマだれとぽんずもそのまま夫婦で一緒に暮らし、3兄弟用に新しく少し大きめのケージをひとつ購入、ということになった。
二つ目を選ぶのにまず考えなければいけなかったのは
どこに置くか。
もちろん
・できるだけ規則的な時間帯で生活させてあげたいので夜型ニンゲンの飼い主がつい夜更かしして観てしまうテレビから遠ざけて置いてあげたいし
・エアコンの風や強い西陽が直接当たらなくて
・”テフロンが悪影響”とも言われるのでキッチンコンロからも離してあげたい
ただ、広くない賃貸マンションでの動線も考えると、二つ目となるケージの置き場はどうしても限られてしまう・・・。
ちなみに、ゴマさんたちのケージは以前にも書いたがHOEI(ホーエイ)さんの使い勝手の良い定番タイプ。
いわゆる”THE•鳥かご”という形。
ゴマとぽんずはよくケージの上でまったりするのでタケコプターみたいにてっぺんに止まり木を設置。
ペットショップからお迎えして以来、二人の様子が見えるようにと私が一番よく居るテレビのある和室にケージを置いていた。昼間はあまりテレビを点けないので問題無かったが、夜はできるだけ“字幕で番組を観る”という、ささやかな気遣いをしながら生活していた。
ぽんずは私と一緒にじーっとテレビに観入っていることがよくあって、その姿は何とも可愛かったが、夜はさすがに鬱陶しいだろうと思い一度違う場所にケージを移してみたことがあった。するとそれが不満だったのかテレビが見えるようにケージの端っこまで来てキーキー怒っていた。
”え、まさか・・・?”
と思いつつ元の場所に戻すとおとなしくなった。
女子という生き物はテレビドラマ好きなのかもしれない・・・。
あ。
話が脱線してしまっていた・・・。戻そう。
限られた場所の中で一番良いと思ったのが、ダイニングと和室の境目だった。
親子のケージからお互いに見える距離も良いし、テレビからもコンロからも距離があって、エアコンや西陽の直撃も無い。
唯一の問題は、一つ目と同じケージだと奥行きがありすぎて思いっきり飼い主の通行の邪魔になるということだった。
横にして置けば良いじゃん、と思ったアナタ。
違うんですよ、それはなんか気持ち悪いの。几帳面というか潔癖症というか・・・なんか落ち着かない。
まぁとにかく、今回は奥行きではなく横幅が広いケージを探すことにしたのだ。
ネットで色々見ていても、意外にも(・・・というか、別に意外じゃないのかもしれないが)、奥行き浅めで横に広いケージはあまり存在しなかった。写真を見て、
“お、横に広いぞ♡”
と思ってクリックすると、実は横だけではなく奥行きも高さもしっかあるオウムさん用の巨大ケージだったりして、迷うどころかそもそも求めている形が見つからなかった。
うーむ・・・
置き場を考え直すしかないのか・・・
そう思いながらマウスを動かしていると、とってもおしゃれなケージが目に飛び込んできた。
奥行きが短くて横に長い!しかも可愛い!説明にはイタリア製と書いてあった。
喜んでクリックして大きさをチェック。
・・・完璧だった。
キンカチョウなら3羽入っても狭くなさそうだし、置き場にしようと思っている通路にも全く邪魔にならない完璧なサイズだった。でも
おーまいがーーーーーっ
お値段が・・・そこそこ・・・した。
う・・・。
”もうちょい探してみよう・・・”
そこからさらに2時間ほど粘って
お財布に優しい子はいねぇがーと探して見てみたがどこにもいなかった。
というか、一目見たときからこれが良い!と思った自分がいたのだ。
”こりゃ頑張るしか無いかーぁ”
と決心したとき、一つだけアウトレットで出ているのを発見した。
出入り口の網が少しズレてしまってはいるが使用に問題はないらしい。
それだけなのに一気に数千円安くなっている。
「神様、ありがとう」
お礼を言いながらポチった。
それから数日ですぐに届けられたケージはめちゃくちゃ素敵だった。
シックな本体に対して別付けの水の容器やブランコがカラフルなのがいかにも外国製らしい。かと思えば、(こちらは外国製にしては珍しく)ケージに付いている透明の餌容器はクルッと回転するだけで簡単に外から外せる合理的で気の利いた造りになっていた。
そして、さすが子供は順応性が高い。
ケージを出したその日からすぐに興味を持ち始め、一旦中に入るともう普通に交代でブランコでも遊んでいた。
3羽の動く様子を見ながら止まり木や水入れの高さや場所を決めて好きに遊ばせてみる。キンカチョウの地鳴き声、みゃんみゃん、ぷぅぷぅと言いながらぴょんぴょん遊ぶ姿は本当に可愛い。
良さげなケージが見つかって良かった。
これで放鳥時間以外でも快適に暮らせるはず!
と願うばかり。
そしてこの頃から、キンカのように小さいジュウシマツさんやスズメちゃん、文鳥さんのケージにはみんなどういうのを使ってるんだろうとちょっと気になり始めた飼い主なのであった。
今週も読んで頂きありがとうございまス!
photo: 2021.03.11 - 03.14