雨の奥入瀬【奥入瀬 23/10/20】
雨の奥入瀬渓流も好きです。
あんまりにも土砂降りだとツラいけれど…。
少しぐらいの雨ならむしろ喜んで森へ出かけます。
雨の日のお出かけではいつもブナの森を選んでしまいます。
何故かというと、樹幹流(じゅかんりゅう)を見たくなるからです。
雨の日ならではの自然現象で、読んで字の如く、樹の幹を水が流れます。
どんな樹にも起こる自然現象ですが、とりわけ美肌なブナに起きる樹幹流は見事なもので、
銀色に光る筋道はまるで川のよう。
ハッ!!
たくさんの支流が合流してくる奥入瀬渓流とそっくりなのでは!?
と、執筆しながら思ったけれど、なんでもかんでも奥入瀬渓流に寄せて考えてしまうのはいかがなものか…
他の川にだって支流はあるでしょうし。
奥入瀬愛が強すぎて困ります。
この樹幹流は写真だけではイマイチ伝わりにくいように思うので、本当に流れている所を見て欲しいと思って、動画も撮影してきました。
雨の音っていいですよね。癒されます。
満足したし帰ろうと思ったらすぐ近くでキノコを発見。
このキノコには失礼だけど、森のあちこちにいるので、また君かね…なんて思いながらスルーしてしまうことがほとんど。
ですが、今日は絶妙な水滴をぶら下げていて、
足を止められてしまいました。
ほんのり透けた傘もグッドなんですが、
主役は水滴の中の世界。
写真をタップして拡大してみてください。
森が上下反転して映り込んでいます。
カメラを濡らさないようにするあまり、背中はびしょびしょ。
良き雨でした。