出逢って嬉しい猛禽類
奥入瀬渓流ホテル周辺で空を見上げていると、
時折カラスよりも大きなシルエットを
目撃することがあります。
な〜んだ、トビか。(トビに失礼)
なんてことがほとんどを占めるものの、
ごく稀に、あぁ!まさかあれは…!
なんて出逢いに恵まれることも。
最近、そんな出逢いに二度も恵まれたんです。
一度目は冒頭の写真※の猛禽類、クマタカ。
(※撮影は2022年12月)
その地域の生態系の頂点に君臨する猛禽類で、
ノウサギやテン、ヤマドリやヘビなど
中型の哺乳類や鳥類、爬虫類をよく捕食します。
クマタカの生息や繁殖行動が観察できた場合、
その地域にはクマタカの生活を維持できるだけの生き物達が豊富に生息していることが推察でき、さらにそれらの生き物たちの生活を下支えする
小型の生き物達や植生なども豊富であろうことが
連鎖的に見えてきます。
冒頭の写真のクマタカはまだ幼い若鳥。
つまり、繁殖が成功しているということ。
この若鳥が立派な成鳥となって、奥入瀬の森で
命を繋いでくれていることを祈るばかりです。
少し前のアトリの大集団に出くわした時のこと。
飛び交う凄まじい数のアトリを見上げていると、
その奥にカラスに追われるクマタカが…!
カラスぐらいかっこよく追い払ってよ〜笑
と言いたくなりますが、このシーンは
カラスにクマタカが追い払われているところ。
これはカラスのモビングと呼ばれる行為で、
複数で嫌がらせをして追い払う為の行動。
なかなかにうっとうしいようで、
あまり相手にすることなく
ヒラヒラとかわしながら
飛び去って行きました。
一瞬の出逢いだったけど
久しぶりに逢えて良かった(^^)
それから数日後の出勤途中のこと。
またもカラスに追われる猛禽類に遭遇するも、
この前のクマタカよりもさらにデカい…!!
運良く私と同じ進行方向に飛んで行くので、
急いで追いかけてなんとか撮影できました。
まさかのオジロワシだ…!!
オジロワシの翼を広げた大きさはMAXで240cm。
いやいやいや、デカすぎるって笑
ちなみにクマタカは170cm。
君に逢いたくて北海道に行ったと言っても
過言ではないのに、まさか青森で出逢えるとは…
自分のホームフィールドで逢えたってのが
めちゃくちゃ嬉しかった!
願わくばもう一回、晴れた日に逢いたい。
オジロワシさん、お年玉待ってます!!