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雪国のキケン

年末年始に直撃した大寒波。

私のように大喜びしている人間もいれば、
もう勘弁してくれと嘆く人もいます。

今シーズンの雪の積もり方は災害級で
青森市は12月中で積雪1mを超えたそうですが、
これは過去50年の記録で3度目とのこと。


屋根の上にこんもり
(蔦温泉 公衆トイレ)

建物の屋根にももれなく雪が積もっていますが、
この屋根雪がとってもキケンなのです。

放置しておくと雪の重みで家屋が
潰されてしまうかもしれないので、
雪下ろしをしないといけないわけですが、
雪下ろし中の事故が毎年必ず発生します。

三角屋根であればある程度積もると
重みにまけて勝手に雪が落ちてくるんですが、
除雪中に屋根雪に巻き込まれて…
という事故も後を絶ちません。

滑り落ちた屋根雪

積もりたての新雪はフワフワで軽くても
時間が経つにつれて少しずつ硬くなっていき、
最終的にはコンクリートと遜色ないぐらいに
カッチンコッチンになってしまいます。

そんなのが屋根の上から落ちてくるので、
当たってしまえばひとたまりもありません…。
屋根の下に車を駐車して屋根雪をくらった場合
高確率で廃車になることでしょう…。

そんなキケンが潜んでいることを知らなければ、
氷柱がキレイだね!近くで写真撮りたい!
って近付いていってしまうのです。


冬の雪国では屋根下に入らない、近付かない。
絶対に破ってはいけない鉄の掟なのです。

今年は特にキケン度が高いので、
これから雪国への旅行を控えている方
気をつけてくださいね。



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