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不意の遭遇 ニホンカモシカ 【奥入瀬 25/1/21】

逢いに行って逢えることはほぼないから
だいたいいつも不意の遭遇なんだけども笑

↑この日にカモシカの足跡を見つけていて、
痕跡が見つかった年は大体逢えると言いました。

ほら!言った通りでしょ!と言いたかったけど笑
カモシカの足跡を見つけたのは蔦の森で
今日出逢った個体は奥入瀬渓流なので、
距離的に別の個体と考えた方がいいでしょう。


車で奥入瀬渓流を移動中のこと。
車窓から何気なく景色を見流していたところに
突然カモシカがフェードインしてきて
あっという間にフェードアウト。

置物かのような雰囲気でしたが
紛れもなく本物のニホンカモシカ!

急いで引き返してみたものの、
車で驚かせてしまったようで
斜面を登り始めていました。

驚かせてしまって申し訳ない…。

急いでiPhoneで撮影したのが冒頭の写真。
最低限の証拠写真にはなったかな。

どんどん登っていく

↑こちらはカメラで撮影。
望遠レンズがなかったのでこれが限界でした。

圧巻だったのはカモシカの登坂能力の高さ。

選んだのは赤ルート!

青色か黄色のルートで斜面を横切るようにして
徐々に高度を上げるのが楽な登り方ですが、
人間が考えるセオリーは野生には関係なし。

最大60度を超えそうな斜面、もはや崖を
まさかの直登でスイスイと登っていきます。

これはとてもじゃないけど真似できない…

カモシカの足跡を追いかけていくと
崖直登ルートで巻かれることが結構あって、
人間にできないことを分かってるかのようです笑

スラリとした美脚であることに対して
「カモシカのような足」という表現がありますが
ここでいうカモシカはニホンカモシカではなく
海外のガゼルやインパラなどの仲間を指します。

ガゼルやインパラはグループの総称として
レイヨウ(羚羊)と呼ぶことがありますが、
ニホンカモシカも漢字にすると羚羊※なんです。
これで勘違いが起きてしまったというわけ。
※氈鹿という表記もあります。

ニホンカモシカはとんでもない斜面を
モリモリ登ることができるように、
足はかなりのマッスルで太くて短いのです。

正しい「カモシカのような足」の使い方は
ボディビルの選手への掛け声かもしれません…


私もカモシカのような足になれたなら
雪板の時の登り返しが楽になるだろうなぁ…笑



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