![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167543434/rectangle_large_type_2_75fc203e7db8a678812bea30e434fa34.png?width=1200)
社会人3年目 退職
新卒から2年半勤めた会社を退職した。
上手く仕事ができなくてたくさん悩んで、
上司の言葉にたくさん傷ついて、
鬱の一歩手前まで落ちながらも、泣きながら頑張って働いた2年半。
2年半というと一瞬で過ぎ去るような気がするが
私にとってはとても長い時間だった。
事業や職種に捉われずたくさんのプロジェクトを担当し、多種多様な経験をしたこと
お金の稼ぎ方、仕事の進め方、考え方、話し方、資料の作り方
何から何まで指導され、自分の至らなさを嫌というほど自覚したこと
それを埋めようと努力したこと
この会社に入らなければよかったと数百回思ったうちの、
まあ経験できてよかったかなと思うものたち。
1,2年目の頃、この会社から今すぐ離れたい、辞めたいと思って
逃げるように転職活動をしたことがあった。
でも、求人票を見ても行きたい会社はなくて
少し興味あるかな、と思うことでも
自分はどこに行っても上手くできるはずがないと否定して
自己分析も面談も診断も何も意味がなくて
仕事を探しながらも、
もう仕事をしたくない、働きたくないと思ってた。
そのまま朝から晩まで働く日々で手一杯になって、
転職活動は段々としなくなった。
2年目の冬、出向して労働環境が変わって、残業も減って
少しずつ自信を取り戻して、
自分のキャリアに向き合う余裕が生まれた。
結論を急がず、再度自分と向き合って
今度は、自分の声を蔑ろにしないで。
何ヶ月も悩み、人に相談しながら
幸運にもご縁をいただいて、次のキャリアが決まった。
1,2年目の転職活動で他の会社に転職していたら、
私はどこかで「仕事から逃げた」という劣等感を抱いていくことになっただろう。
逃げることはダメでないけれど、
というより精神衛生上辞めた方が良かっただろうけど
自分は逃げたんだと、どうしても思ってしまう。
そこにはどうしても、負の感情がチラつく。
だから今回の退職理由が後ろ向きでなく
もっとやりたいことがあったから
というまあまあ前向きな理由で辞められたことは
よかったなと素直に思う。
退職したいと伝えた時、上司は私を引き留めた。
辞めるべきでない色んな理由が並べられた。
私の進む道はただの遊びだとか、
タイミングが違うとか、
周りに迷惑をかけてまで自分のやりたいことを優先するのかとか
普通に傷ついた。
そこまで言うか〜と思ったね
これまでお世話になったし感謝はしてるけど、
そんなこと言う人のもとで働きたくない。さっさと退職しようと決意を強固にした。
退職するって決めたんで!と強行突破し
有給使うなと圧をかけられたが無視して有給申請し
無事、希望の日に退職。
2年半待ち望んだ退職の日は、クリスマスだった。
お世話になった出向先の上司は泣いてくれた。
出会えて良かった、また会おうと言ってくれる人がいて、
休みなのに見送りに来てくれる人がいて、
きっと大丈夫と言ってくれる人がいて、
そんな素敵な同僚に見送られて、会社を後にした。
辛い、今すぐ逃げたいと思っていたあの頃の私、見ていますか。
私は幸せな退職を迎えることができました。
逃げたかったあの日々がありながらも、
一瞬、ここに入って良かったなと思ってしまうほどに。
間違っても二度と同じ会社には入らないけど、
あなたがいたから、私が今ここにいる。
あなたの選択で、私は幸せを感じています。
自分のやりたいことに向かって
胸を張って次のステップへ進めています。
長く暗い道のりを歩き続けてくれたことに感謝します。
お疲れ様でした、自分!