考えないってどうやるんさ。

「考えてもどうにもならんがな。」
「考えすぎでしょ。」
「そんなに考えなくてもいいんじゃない。」
全て実際に言われたことなのですが、考えないってどうやるんですか。

わたしの頭の中を説明すると、こうなっています。
まず、無音で考える部隊がいます。この部隊の動きはわたしにも意識しないとわからないけど、常に動いているのが分かる。
そして、脳内で声に出して考える部隊がいます。これの部隊の動きは、常に具体的に把握している。

なにか検討すべきことがあれば、声に出して考える部隊がフル稼働。
問いは何か、検討事項は十分か、答えの論理構造がどうなっているか、どういう言葉選びが適切か、何を口に出して言うか……。こういったことを一生懸命に考えています。

逆にぼーっとできる時間は無音で考える部隊がフル稼働。
締切まで余裕がある課題について考えていたり、その日の自分の言動を反省会していたりと様々です。正直自分でも把握しきれていないけど、常に動いていることが分かる。

同時に動くことももちろんあります。
1番それを実感したのは高校数学の問題を解いていたとき。
無音で考える部隊がどういう解法で正解できるかを検討し、声に出して考える部隊が手の動きに合わせて解答を書きつつ計算する。
これがいわゆるゾーンなのではっ!となった回では、無音で考える部隊が正解となる数字まで出してきたことがあります。
まだ手の計算が始まったばかりなのに答えが直感的に分かる。
自分でも気味が悪い経験でした。

とこんな感じで日々考えていますが、困ったこともあります。
とても疲れやすいのです。

よく言われるのは、そんな考えても仕方ないんだから考えないようにしなよという助言です。

ところがどっこい、考えても仕方ないという自覚はあるのですが考えることを止められないのです。

ちなみに、わたしは考えてばかりで実行に移せないという経験はほとんどありません。なんなら他人からは行動力がある、行動が早いと言われることの方が多いです。これは自分の考えすぎを自覚していて、行動に移すことを意識的に行っているからです。考えて不安になった分、準備をしっかりやるようにもしています。

というわけで、疲れないための考えない方法について考えていきます。

「考えないようにする」と検索して最初に出てきたのはこちら。

考えないようにすると余計に考えてしまうので、別のことを考えることを推奨しています。

たしかに、被虐待児が自分の親に似ないようにするには、似ないようにするのではなく理想とする自分を追いかける方がいいと聞いたことがあります。
目標も「~しない」ではなく「~する」の肯定文で立てるとよいらしい。

この下では、「別のこと」を具体的に挙げてくれたサイトを見つけました。

人間が一時的に覚えていられる記憶には限りがあるので、タスクで埋めましょうということかな。

  • スポーツをする

  • 呼吸に集中する(瞑想)

  • 次の日のTO DOを考える

  • 目の前の物をよく観察する etc……

なるほど。

瞑想はやってみると無音で考える部隊の動きが気になってしまうんですよね。
とはいえ、瞑想は訓練すれば上達するみたいなので、少し練習してみようと思います。

……今気づいたのですが、別のことを考えても、結局考える総量が同じなので疲れは変わらないのでは。
そうなると、無音で考える部隊と声に出して考える部隊のバランスを整える方向に努力するのがよいのでしょうか。

とりあえずは瞑想の訓練をして何か変化があるかを感じてみようと思います。

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