かまぼこについて話したい
果たして日記の程を成しているのか三日目にして既に不安だが、とにかく今日書けば晴れて三日坊主迄は確定したことになる。最初の目標は達成だ。
自分みたいな人間は、壮大な目標より、細かい達成感を高頻度で体感できる方が良い。高級なフレンチを一食食うよりも、カレーパンを100個食いたい人間だから。
今日は珍しく朝から小雨が止みそうで止まないというもどかしい天気。仕事の話はまぁアレとして、割と穏やかな日だなと思う。
さて、件のかまぼこについて。
不摂生が祟って減量を余儀なくされ、重い腰を上げてからそろそろ40日。糖質制限の苦しみもかなり緩和して、まずまず減量は出来ていると思う。
ただやはり食事には頭を悩ましていて、ムネ肉だのキャベツだのを食べてはいるが流石に飽きてきた。
スーパーでひとしきり悩んだ挙句に買ったのが当該かまぼこである。
必ずどこのスーパーにもあるが、誰か買ってるのをみた事があるかと問われれば…ないよな?
よくよく考えれば、かまぼこが必要な料理も思い浮かばないし、かまぼこ業界の人には申し訳ないが、一年にただの一度も「かまぼこ食いたいな」と思う事もない。
まぁ酒飲みの方なら「板わさ」として酒の肴にする事もあるのだろうが、それくらいしか思い浮かばない。
ただ、考えてみればかまぼこの主原料は魚だし、蒸してあるから脂質も低い。高タンパク低カロリーでコスパはかなり良いという優れもの。
ダイエットの主役に抜擢される素質はあるような気がする。ちなみに今日買ったかまぼこ一本で109円、カロリーは86kcalである。
せっかくかまぼこの話が出てるので、数少ない蘊蓄を書かせてもらう。
かまぼこがトト(昔、魚を呼ぶ子ども言葉がこれだったらしい)から出来ているのを「あたし知らない」とぶりっ子する女を「かまとと」ぶると言ったらしい。
また、酒の肴という言葉。
もともとは酒菜(酒のつまみ)を「サカナ」と言っていたが、その時に魚がよく食べられた為に「魚」と書いて「サカナ」と読むようになった。そもそも魚の正しい読み方は「うお」であり「さかな」と読むのは「本気」と書いて「マジ」と読むようなものらしい。
古い時代は魚と書いて「うお、い、いお」などと読むのが通常であって、新潟の糸魚川「いといがわ」と読むのは変な読み方でも何でもないという事だそう。
かまぼこでどこまで話すのかと思われそうなので、今日はこの辺で。