しまなみ海道 夜景の話
しまなみ海道というのは広島県尾道市と愛媛県今治市とを六つの島を介して繋ぐロマンティック海道なのは、みんなも知ってる通り。
世界7大サイクリストの聖地の一つだ。
自転車の通常ルートは尾道港から渡船で向島に渡って、各島の外周を経由しながら今治市の糸山を目指す。
それがだいたい70kmの道のりなのだが、想像以上にアップダウンがある。各橋を渡る時は必ず登坂があるし、今治手前の大島は「初心者潰し」の長い坂もある。
まぁそれはさておき。
以前も書いたように、しまなみ海道の真髄は「寄り道」にある。
メインルートから橋で渡れる「岩子島」や「高根島」、因島からフェリーで渡る「ゆめしま海道」なんかも最高にいい。
オススメしたいスポットはたくさんあるのだが、今回は宿について。
もちろんしまなみにある宿は全てオススメできるのだが、以下二つの宿は奇跡のような景色が見られる点で群を抜いている。
「WAKKA」さん
大三島にあるサイクリスト向けのお宿。
清潔なシャワールームやトイレもあり、オシャレ。
サイクリストさんなら知ってる人は多いかも。
ご覧の通り、シャレオツだ。野郎ひとりで泊まるのは申し訳ないくらいだった。
そして、WAKKAさんをオススメする理由が「夜明けの景色だ」
寝過ごし厳禁の、しまなみの夜明け。
この景色はWAKKAさんの場所だからこその景色だ。
「安倍旅館」さん
こちらは本当にレアなお宿だ。宿というよりは古民家を一棟貸ししている。鍵を預かって、一晩戸建てで過ごすのだが、とんでもない景色が見られる。
場所は向島。尾道商店街を真向かいに見る形なのだが、夜になると…
なんという事でしょう!
ため息が出るような夜景を飽きるまで見られるのである。
建物はかなり広くて、玄関の中まで余裕で自転車も持って入れる。確か4人まで泊まれるはずだ。
私は1人で泊まったので絶望的な孤独を味わったが、複数人での利用が楽しいはずだ。
しまなみ海道は実に奥が深い。素通りするのも良いが、できる限り島内で寄り道して欲しい。
補足(大事なこと)
安倍旅館さんに泊まる時は近くの「住田製パン所」さんのパンと「後藤飲料水工業所」さんのサイダーだけは絶対忘れないように召し上がって欲しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?