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アウトプットとインプット

よく聞くフレーズじゃないかと思う。

英語教育を生業としている立場からも、それ以外の仕事にも活かされる話になればと思う。

今まで、義務教育を含めて、どれだけ英語学習に費やしてきて、どれだけ喋れるようになった?

よく言われるフレーズだし、誰しも英語を喋れたらなと思いながら、話せないまま、大人になって、あの時、もっと勉強しておけば良かったと言う。

ここで、一言。

受け身の授業、つまり知識をひたすらに聞く👂だけで、話せるようにはなりません。

別の記事で、英語力を伸ばす為の学習法はいくつか載せたが、単純に言うとインプットとアウトプットのバランスだと思う。

例えば、1000語の英単語を知っていたとする。だけど、それを話したり、書いたりすると、大体200〜300語くらいしか、平均的な人は使いこなせていない(話したり、書いたりする環境が、帰国子女並みに整ってれば、話は別だが)

英語は、言語なので、使わないと上達しないのである。

だから、使ってるうちに、慣れてきたっていう状況をどうにかして作れば、それなりに話せるようになったりする。

日本の場合、集団教育で、先生1人に対し生徒30〜40人で対応する事が多いが、海外に行くと、その半分くらいか、それ以下で授業したりする。

一人に費やす時間が多くなる。

何より日本人が英語が上達しないのは、島国で、基本、単一民族の中で生きているから、リアルに必要性がないからという理由もある。

これが、他のアジア諸国やヨーロッパに足を運ぶと、大陸内で、異文化がひしめき合っていて、多言語の中で生きているから、共通語として英語が使われる機会が多いから、その点でも日本は立地的に遅れを取る。

また日本語と英語やその他の言語には、文の並びに大きな違いがある。

日本語は、主語➕目的語➕動詞

英語は、主語➕動詞➕目的語

他の言語も英語と似た並びの言葉が多く、感覚的にも、英語を覚えやすいのは、他の国々である。

更に、和を尊ぶ日本では、個より集団の意見を大切にする為(いわゆる、空気を読む性質に長けている為)自らの意見を主張する事になれず、更にDNAレベルで、日本人の気質は、切腹文化、つまり失敗=死のような恐怖感が身についてるせいで、間違う事に対して、慎重になる人が多いと思う。

個人的な経験から、間違いながら、微調整していくやり方が、英語を話せるようになる近道だと思うので、そこでも話すという事に関しては、損な性格が多いかなと思う。

だから、本気で英語を話したい又は話せないといけないとなったら、サッサと海外に行って、英語圏の文化に染まった方が早いとアドバイスする。

習うより慣れろだ。

英語を教科として教えてる限り、知識はあるけど、話せないという流れは、これからも続くだろう。

実際に、よく使う日常会話をどんどん使って話すと、日本人はかなりの勤勉家が多いから、書ける英文も飛躍的に増える。

日本の英語の授業では、どうしても先生の知識をインプットする事が第一になってしまう。最近は、表向きは、オールイングリッシュで授業をしたり、ネイティブとの英会話を増やしたり、アクティブラーニングなど体感しながら、英語を学ぶ機会が増えて、昔より英語を話す事に抵抗がなくなってはいる。

逆に英文法の力が昔に比べて弱い子供が多いように思う。

コミュニケーション重視の姿勢を取るなら、仕方がない事だと思う。

あとは、長期的に見た時に、英語という言語を道具として、何に使いたいか?

それによって、学び方が変わるんだろうなと思った。

とにかく、英語は道具!

話したり、書いたり、使う工夫を沢山用いる事が大事なんだと言いたい。



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