映画感想メモ 24年8月

『PERFECT DAYS』

 ヴィム・ヴェンダース監督の『パリ、テキサス』にも通ずる、不器用男LOVEな映画に思えました。
 劇中では詳細に語られていませんが、主人公は子供の頃の父親による厳しいしつけが嫌になり、家を飛び出したのですかね。妹の、平山に対する態度がリアルでよかったです。聖地巡礼行こうかな。
 8/10に日比谷シャンテで鑑賞。

『8 1/2』

 意味がわからなくて途中でウトウト。監督の頭の中のモヤモヤとしていた頭の中を映画に全部出す、みたいな感じなのでしょうか。
 この映画を好きって言っといたら、映画好きな感じはしますね。
 "わからない映画"であって、決して"つまらない映画"ではなかったので、解説を見たいです。
 8/15に新文芸坐で鑑賞。


『マッドマックス2』

 いわゆるマッドマックスの世界観でした。『七人の侍』が下敷きになっていると兄から聞いて納得。そして怒りのデスロードは、この2が下敷きになっていたのだなと。旧作とはいえ、お金のかかっていそうなアクションシーンは見応えありました。
 8/18にTOHOコルトンプラザで鑑賞。


『フォールガイ』

 スタント讃歌です。「色々なスタントをやる」がテーマのようで、ストーリーは取ってつけたような雑さ。でもスタントいっぱいにするにはこれでいいんでしょう。観客は少々置いてきぼりですが。
 ライアン・ゴズリングほどのイケメンが、あくまで"役者"じゃなくて"スタントマン"にこだわる理由がストーリーに盛り込まれているともっとのめりこめた思います。
 8/18にTOHOららぽーと船橋で鑑賞。

『テルマ&ルイーズ』

 リドスコ監督。ロードムービー大好きなので楽しめました。テルマの抑圧されていた本性が解放されていき、見ていて気持ちいいです。
 シーンごとに物語に必要な情報を含んでる感じが、ハリウッド映画っぽくて好きです。なまいってすみません。
 8/25にイクスピアリで鑑賞

『アシッド』

 硫酸の雨が降る。なぜか数日で急激に酸が強くなる。皮膚が溶けるほどの硫酸が入った川水にははツッコミません。が、主人公にはツッコまずにいられない。
 頭が悪い上に、性格までクズという。元々暴力でパクられたのに、反省の色がない。今の彼女を大事にするのもいいですが、元嫁や娘の命はそっちのけ。間違った判断で、危険に晒しまくりです。
 これじゃあ感情移入できないよ。大人しく、近所の体育館に避難すればよかったね。
 8/31にTOHOコルトン市川で鑑賞。

『モンキーマン』

 アクションシーンはいいとこあります。窓から飛び降りようとして……とか。けど気になる点も。復讐の要因をフラッシュバックでチラ見せて、中盤で明かしますが、冒頭で良かったと思います。予想通りの内容で引きが薄かったですし、物語を理解するのに時間がかかりました。主人公にも感情移入できません。
 冒頭で幼少期のシーンをやってから大人のシーンになった方が。あと序盤の主人公にはも少しユーモアがあった方が、終盤にかっこよさが引き立つと思いました。
 相棒やヒロイン的な人の扱いもおざなりで、最後がわちゃわちゃっとジョンウィックで終わって残念でした。
 8/31にイオンシネマ市川妙典で鑑賞。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集