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意外に多い…気を付けたい秋の食中毒!

こんにちは!大井田薬局です!

長かった夏もやっと終わって…ご飯が美味しい季節になってきましたね!

ついつい食べ過ぎてお腹の調子が悪い…
どころではなくトイレから出られなくなってしまった方はいませんか?

それ、もしかしたら食中毒かも知れませんよ!

気温も湿度も高い真夏に食中毒が多いと思われがちですよね!

でも、実は年間で食中毒一番発生件数の多い月は10月といったデータも出ている様です。

秋は行楽シーズンなので、バーベキューやお祭り、弁当を持参しての運動会やハイキングなど、野外での楽しいイベントが増える時期ですよね。

そんなとき、夏に比べて備えがおろそかに…といった方も多いかも知れません。

 感染症は市販薬で対応できないことも多いので、医療機関の受診をお勧めすることも多いです。

今回は、薬局でも手伝いができそうな食中毒対策や秋に多い食中毒の原因を紹介していければと思います!

ぜひ最後までよろしくお願いします。


秋に多い食中毒原因とは?

食中毒の原因は大まかに「ウイルス」、「細菌」、「自然毒」に分けられます。

秋に注意が必要な食中毒には、いくつかの種類があります。
秋は気温が下がっても意外に湿度が高い日も多く、食べ物が腐りやすい環境が続くため油断できません!

ウイルス

ノロウイルス

まずはノロウイルスの紹介です。
冬に多い食中毒の原因ですが、秋にも発生します。

原因:感染者やウイルスが付着した食品、特に生の魚介類やカキが原因です。
症状:嘔吐、下痢、腹痛、発熱
予防法:生魚やカキを食べる際は十分に加熱し、手洗いや調理器具の消毒を徹底することが大切です。

ノロウイルスに関して、効果のある抗ウイルス剤は2024年10月現在、まだありません。怖いですね…気を付けましょう!

 細菌

腸管出血性大腸菌(O157など)

たまに感染のニュースがテレビで流れますね!

原因:汚染された肉や水、野菜が原因となります。特に生肉を食べる場合や不適切に調理された食品はリスクが高いです。
症状:腹痛、血便、発熱
予防法:肉類は中心部までしっかり加熱し、生肉に触れた手や調理器具をすぐに洗うことが重要です。


カンピロバクター

原因:十分に加熱されていない鶏肉や牛肉が主な原因です。
症状:発熱、腹痛、下痢
予防法:鶏肉や牛肉は中心部がしっかり火が通るまで調理し、調理後すぐに食べるようにします。

自然毒 

キノコ中毒

秋に特に多いのがキノコ中毒ではないでしょうか!見るからに毒毒しいキノコならまだしも、ちょっと美味しそうだな…と思うキノコにはつい手が伸びてしまいそうです。

原因:誤って毒キノコを食べてしまうこと。
症状:嘔吐、腹痛、下痢、場合によっては死に至ることもあります。
予防法:自分で採ったキノコは食べないか、専門家の判断を仰ぐことが重要です。

アニサキス

これも定期的に報道されますよね!白いウネウネしたアイツらです。

原因:サンマやサバ、カツオなどに寄生する幼虫「アニサキス」を食してしまうこと。
症状:食後数時間~数日の間に起こる激しい腹痛、嘔吐。
予防法:生の魚や半生の状態で食べる際は、新鮮なものを選び、冷凍処理や加熱処理を行うことが重要です。

食中毒予防のポイント

 細菌やウイルスが原因の食中毒に関しては

菌をつけない
増やさない
やっつける

の三原則が重要です。

「つけない」=「洗う、分ける」

調理器具や手の衛生管理を徹底し、食事前には必ず手を洗う。

残った生肉は、菌が広がらないよう密封容器やラップで包み保存する。

「増やさない」=「低温で保存する」

食材は新鮮なものを選び、冷蔵保存を徹底する。

「やっつける」=「加熱処理」

食品は適切に加熱し、特に生肉や魚介類には十分注意する。

調理器具も洗浄後に熱湯をかけて殺菌する。

身近で買える食中毒に効果のある商品

夏の食中毒の記事でもご紹介しましたが、


秋から冬にかけての細菌、ウイルスにもアルコールと次亜塩素酸は有効です
改めて紹介していきますね!

次亜塩素酸ナトリウム

まずは次亜塩素酸ナトリウムです!

食品や調理器具の消毒に使用され、細菌やウイルスの細胞膜や生体膜を破壊して死滅させると言われています。

次亜塩素酸ナトリウムは少し揮発性があるので、使用する際には十分な換気を確保してください。

特に閉鎖された空間で使用する場合や大量に使用する場合は、マスクや手袋を着用しましょう。

次亜塩素酸の消毒剤を購入するのも良いですが、自宅にあるもので代用できたりしますよ!

例えば、漂白剤の【ハイター】は水1Lに対して25mLで希釈すると除菌に使用できます。※25mlは大体キャップ1杯分です。

ご参考にしてくださいね!

エタノール(アルコール)

エタノールも消毒に有効ですよね!
手指消毒や調理器具の消毒によく使用されます。

エタノールを使用する際には、適切な濃度(通常は70%以上が推奨されます)が重要です。

水で濡れた手や調理器具に使用すると適切に効果が発揮されない可能性があります。

エタノールは70%以上の濃度のものが、消毒にはお勧めです。

電子タバコを吸う方など、自宅に無水エタノールをお持ちの方もいるかもしれません。

…実は、エタノールは濃度が濃すぎすると、除菌能力が落ちるとも言われていて、濃度100%に近い無水エタノールは消毒には適しません。
ご注意くださいね!

また、ノロウイルスやロタウイルスなど、アルコール除菌の効果が薄いウイルスもありますので注意が必要です。

自然毒に関して

山登りやハイキングを趣味にされている方は、道中なんとなく知っているキノコや山菜を収穫して食べてみようかな…なんて思ったりするかもしれません。心配な方は専門家に聞いてからがいいかも知れませんね!

まとめ

食中毒を予防するためには、手洗いや食品の保存方法、加熱など日々の生活習慣を見直すことが大切です。

しっかりした衛生管理を行い、季節や環境に応じた予防対策を取ることで、食中毒のリスクを大幅に減らすことができます。

おいしい季節に、食事を楽しむためにしっかり対策をしていきましょうね!

商品選びなどで迷った方は大井田薬局のスタッフにぜひご相談ください!


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