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愛せなかった数式
24
実に潔い数字だ。4の階乗だ。
カイジョウとはなんでしょうか。
今まで読んだ小説の中で1番共感できた瞬間だ。
博士の愛した数式
記憶力を失った博士と世話を任された家政婦、その家政婦の息子が共に喜びや驚きの日々を送る物語。
小川洋子さんは大学時代に見ることを拒否していた作家の1人。
今になって読み始めた。(課題で出たので小川洋子さんの作品自体は読んだことがある)
話を戻します。
4の階乗とは何か。作中に解説されていることをそのまま書くと
1から4までの自然数を全部掛け合わせると24になる
24:1×2×3×4=24
これくらいなら数学が苦手な僕でも計算ができる。
しかし階乗の数式だと本来は下記のように求めるらしい。
なんですかこれは。
数学だって言ってるのに英語の「n」を使ってるし
「n!」なにを驚いてるの?
そう、数学が苦手なんですよ。
中学校で4点、高校で0点を取ったのはいい思い出。
中学校で野球部のキャプテンだったんですけど顧問が僕のクラスの数学担当の教師だったんですね。
それで自分の受け持つ野球部のキャプテンが自分の教えた数学で4点を取った時はどんな気持ちだったんでしょうかね。
野球だったら満塁ホームランなんですが100点中の4点ですから。
因みに僕は申し訳ないとは全く思いません。「キャプテンだから苦手な数学でも意地をみせて良い点数を取れると思うなよ。」と教えてあげたと思っていました。
お互い勉強することはまだまた沢山あるということです。
この小説はすごく綺麗な文章なんですけど時たま自分の数学アレルギーが足枷になる時がありました。
しかし読んでいくうちに小説の面白さとは別に数学、というよりは数字って少し面白いなと思うようになりました。
YouTubeでこのようなものも見るようになりました。
数字でこんなに語れるの凄くないですか?
数学やるならヘブライ語を覚えると、くだを巻いていた人間が数学ってもしかしたら楽しいのか。と思えるんです。
勉強に終わりはありません。
少しだけ数学をやってみようかしら。まずは100マス計算から。