ふるさと納税で宝物を手に入れてしまった
ふるさと納税って毎年いつもギリギリになっちゃう!!!!
前々から『何にしようかな〜』って普段食べないような美味しいものをサイトで眺めるのは大好きなのだけど、いざ申し込むとなるとなんだか決め手に欠けるような気がして悩んでしまい、結局期限に迫られないと決められないのだ。
昨年度分も例により決めかねていた年末の私。いくらも食べたいし、肉も食べたいし、雲丹も、あ、果物もいいな〜〜〜
ふと、いっそ食べ物ではないものはどうだろうとカテゴリ検索で『食器』を選択してみた。
私はもともと器がだいすきで、去年は岡山県に旅行して備前焼きを大量買いしたり、秋の益子の陶器市にも行っている。一人暮らしなので使う食器も限られてくるのだけど、それでも普段インスタントコーヒーを飲むマグカップや冷凍のご飯を入れるお茶碗が丁寧に選んだ世界にたった1つの焼物だと思うと、途端に自分の生活が愛おしく、食べ物も美味しく感じてくる。
もしかしてこれが俗に言う『ていねいな生活』の第一歩なのかもと思ったりする。
ふるさと納税の返礼品で選べる焼き物も思ったより種類があるし、地域によって様々な焼物があって見ているそばから胸が踊った。
小皿が使いやすいかな、とか考えながらスクロールしていると目に留まったのが、今回私が返礼品で頼んだコーヒーカップだった。
ソーサー付きのコーヒーカップのペアセット。カップはもう家にあるしソーサーなんて普段使わないのだけど、これは見逃したら後悔する気がした。色合いと形と、ドンピシャで好みな焼物に出会うこともなかなかない気がする。写真でしか見れていないのに、このコーヒーカップに恋をしてしまった。絶対、絶対欲しい。あー、男にもそれくらいの熱量で恋ができればいいのに。
バタバタとかけこみで申請をし、私は返礼品のコーヒーカップが届くのを心待ちにしていた。
そして、先週末やっと…!!!!
ちゃんと包装されている!!
ビリビリ包装紙を破いて、慎重に箱を開ける。
私が頼んだのは福岡県香春町の返礼品だ。上野焼ははじめましてなので他の上野焼の特徴や質感は全くわからない。
さて、いよいよ憧れのあの子とご対面。
う、美しすぎる…
まだ私の文章力ではこの美しさを伝えきれないのが悔しい。この色合いと光沢感。コーヒーカップ特有のくびれが美しくて、手をかけるとなんとも上品に見える。
こんな素敵なカップ、いつ使えばいいのだろうと少し考えてしまったが、使わなくてもうちの小さい食器棚に彼らが眠っていてくれると思うだけで謎の自信が持てる。食器棚そのものまでキラキラして見える。この『宝物』を手にした時の感覚って久々かもしれない。
ところで、貴方の宝物は何ですか?
家族の絆、恋人から貰う愛情、友情、人脈、二度と戻らない青春の日々、、、
小さい頃は小さな箱に入れて蓋をすることができた『宝物』も、歳を重ねるごとに大事な人や大事なことが増えて、物として形の見えない宝物だけが増えていったような気がする。そして大人の私が『宝物』とするのは、小さな箱にも収まらないし食器棚にも入れておけないものばかりだ。
つまり、自分の我儘で独り占めできないものが多いということなのかもしれない。
しかし今回私が手に入れた宝物は、小さな食器棚に収まるきらきらで美しい『物』だ。私だけが価値を高めて、愛でて、好きな時に好きなように使っていればそれでいいのだ。
形ある『宝物』を愛でるのは、大人になるとなかなか難しい自分本位で贅沢な時間を味わえるひとときになるかもしれない。
私はこのカップは好きな人がおうちにきたときと、休日のゆったりした読書タイムといった『私だけのとっておきの時間』に使いたいなと思う。きっと自分のとっておきの時間にこのカップが一緒に居てくれたら、その時間まで宝物になるだろう。
そして、今回ふるさと納税でそんな宝物と出会えたのも一石二鳥感があってとってもうれしい!!そして物に限らず食べ物も含め、ふるさと納税で返礼品を貰うと、その土地や特産物をもっと知りたいと思うきっかけになるのがこの制度の好きなところだ。私は他の上野焼にも興味を持ったので福岡県に焼き物めぐりの旅行に行きたい。
今年のふるさと納税も、宝物を探して食べ物のみならず形ある返礼品を頼んでみようかな。でも美味しいものもちょっと頼みたいなと思う今日この頃なのでした。
今年こそギリギリじゃなく余裕持ってふるさと納税するぞ!笑
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