DX再考: 自分は「時代遅れ」になっていないか
はじめに
とにかく明るい山研がお届けする、人生後半戦のハーフタイムにようこそ。今日のお話は、「自分は時代遅れになっていないか」というものです。
二世代住宅で風呂場掃除でのできごと
私は何年か前に、義理の両親と同居を始めました。二世帯住宅ということで、自分もその中で何か家事を担当しなければいけません。
ということで、私の担当はお風呂の掃除です。ここで何年か前に同居を始めたときに、いわゆる風呂場の大掃除をしたことがあります。
それまで両親が住んでいた実家は、30年ほど前に建てられた鉄筋コンクリートのしっかりと地震対策もされた両親自慢の戸建です。
そこのお風呂場というものを、ある意味年末の大掃除のようなものを始めました。
それまで割と綺麗に使っている建物で、傷んでいるところもそれほど多くはなくて、綺麗なのですが、やはり、それまで30年近く使ってきた建物、お風呂場というのはそれなりの汚れがあります。
一度は内装工事でリフォームしたみたいですけれども、それでもかなりの汚れが溜まっています。
それを少しずつ、何週間かかけて綺麗にしていこうということで大変な努力を始めました。
まず最初に気がついたのは、そこに置いてあるタワシと固定石鹸。それから、歯ブラシやスプーンなどです。これを聞いただけで一体どのように掃除をしてきたのかが想像できます。これに昔ながらの石鹸で、ゴシゴシと擦って掃除をしていくというわけです。
最初は昔ながらの洗剤を買ってきて、ゴシゴシ始めたわけですけれども、これがまったく落ちません。
特に入口のドアのプラスチックの半透明の部分には困りました。半透明のプラスチックで折りたたみ式みたいになっているお風呂場とかありますよね。
プラスチックをこすったり、サッシの目地のところに汚れが溜まっているところをゴシゴシしたりするわけです。しまいにはもうプラスチックが削れてきて、あるいはその目地のところがもへこんだり、傷んできてしまいます。
結論は、たわしや歯ブラシでゴシゴシとやってもガンコな汚れは落ちません。
そこでもう一大決心をして、テレビの宣伝で、お風呂場の掃除がスプレーするだけで綺麗になるとか、あとはシャワーで流すだけとかっていう商品を買ってきました。
いつもは、これはいかがわしいなと思っていたのですが、ついにそういうのを買って始めました。
しかし、使ってみて、もうそれは感動ものですね。
さすがにスプレーをしただけで全部綺麗にはなりません。スプレーがかかっていないところの汚れがどうしても残ってしまいます。
そこで次に考えたのが、スプレーをして、スポンジで一面均一に伸ばします。いろんな場所に伸ばしておいて、5分や10分してから洗い流します。
洗剤によってはカビとかガンコな汚れは30分置いてくださいというのもあります。これを説明書通りに進めていきます。
これがすごい。今までゴシゴシやって落ちなかったものが、あっという間に消えてしまう。
もちろん目地の奥の方とか少し残ります。いまだに残っているところはありますすが、今までなんでこんな傷つけたんだろうと思うくらいに落ちてしまいます。
湧き上がる反省の気持ち
これくらい悔しいくらいに落ちてしまうと、今までの自分の無知に少し反省する気持ちが湧いてきます。
一度皆さん試してみてください。テレビで言ってるほど大きな効果はどうかっていうのはありますが、それに近いものはあるかもしれません。
もう50年以上もの間、戦後からかもしれません。このように昔ながらの方法、「たわしでゴシゴシ」やることが、これは全くの逆効果だなと感服しました。
今の時代、お風呂場というものを、プラスチックの半透明でできたザラザラのような面をタワシでゴシゴシ歯ブラシゴシゴシというのは、これはもう本当逆効果ですね。
洗剤の製造会社が何十年もの長期間のテストをして、マーケットで熾烈な競争をしながら生き残った商品です。それなりの機能がそこには入っているわけです。
勝ち残ったものだけがそこにあるわけですね。これは利用しない手はないです。
ちょっとお値段お高めですので、敬遠していたところがあリました。しかし、そこにはそれに見合った価値があったのですね。これに全く気が付かなかった。
これだけ何週間もの期間、何時間もかけて汗を流してがんばって、結果、傷つけるだけだったことを経験すると、何百円という価格差に見合うだけの価値はあるなと感じました。
ほんの5分とか10分、あるいは30分持つというだけで終わってしまう。そうすると、今までの苦労は何だったんだろうと。そういう一種、驚きのような世界になってしまいます。
時代の変化を見ながら何もしないということ
こういったこと、いろんなところで起こってます。
例えば、もうすこし前になりますが、髭剃り負けがひどくて、ゾリゾリと鼻の下や口の周りを髭剃りの刃で掘り起こして真っ赤にしてしまいました。
もう傷ついてしまって赤くなって、そこここで出血してきます。これでは仕事に行けません。そこで長い間、電動髭剃り機を使ってきました。
数年前、私の息子が独立してアメリカから持ち帰ってきたものの中に、5枚刃の髭剃りがありました。クリームとかスプレーとかで湿らせて髭を剃るするわけですけど、これのこの剃り具合に驚きました。
もう本当になでるだけっていう感じです。ヒゲがスッと綺麗に剃れていく。剃り残しは驚くほどなく、スムーズです。
今までの髭剃り負けは何だったんだと思いました。電動髭剃り器と高価な替え刃の交換の費用は一体何だったんだと。
同じようなことを、最近は数多く経験してきています。掃除機もそうですね。
ロボット掃除機のルンバとかあって、よく玄関ドアから外へ消えて行方不明になったという話を聞くと、私の家内が笑っていました。
家を開けている間、あるいは何か他の家事をしてる間に勝手に掃除をしてくれる。これも、箒やはたきで掃除していたものが、もう50年以上もの間、使い慣れた掃除機で掃除をしてきました。
それが、今はロボットが自動的にやってくれる。二世代前の曽祖母に言わせれば、箒やはたきでするのが掃除だと言っていたかもしれません。今の時代は、ロボットの掃除は掃除ではないと言うかもしれません。掃除機でゴシゴシするのが本当の掃除だというのでしょうか。
こうなってくると、家具とかインテリアとか変わってきます。ロボットが動きやすいように、あまり足がないとかフロアに置かないとかいうようなふうに、生活の様式が変わってきます。
塩漬けの本当の意味とそれを解決する方法
考えてみれば、いろんなものが今までの方法でそのままになっています。中には「塩漬け」になっているものさえあるかもしれません。
もともと塩漬けは保存方法で良いことなのですが、「株」とか「不動産」とかの塩漬けは良い意味ではありません。
自分がもう見たくもない何か失敗して嫌な経験をそのままにして、置き去りにしてしまっているということです。
この塩漬けを解決する一番良い方法は、損失を上回り現在の問題を乗り越える、将来的に利益をもたらすようなシステムを手に入れ、それを置き換えることです。一時的に「損切り」で損はしても、時間の経過とともにそれは自動的に取り返せる、より大きな利益へと結びついていくからです。
この置き換えるっていう作業をどこかでしなければいけなくてはいけない。
でも、「嫌な物には蓋をする」「目を逸らして見ないふりをする」という行動をどうしても取ってしまいます。
不都合な記憶は書き直せるか
自分にも、人生の不都合な記憶や失敗の記憶が多々あります。
「記憶の書き直しはできないが、上書きはできる」と習慣化コンサルタントの吉井さんは言いました。
「将来的に利益を生み出すシステム」を手に入れるということに気がつかないか、あるいはそれも含めて全く逃げてしまっているかもしれない。
実はそれを見たくない、あるいは隠すために自分の中から記憶から消そうとしている。でも、否が応でもブーメランのように、いつか何かのタイミングで舞い戻ってくる。
そのままになってしまっていることが、少なからずあるのではないでしょうか。(第三者の目で自分を見つめています。)
でも、上書きをすることはできる。過去の記憶をアーカイブ化して、新しいシステムへ移行していくことはできる。
人生のやり直しとか、第2の人生とか新しい出発とか、もし可能であるならば、そういった上書きをできるような何かを見つけてくるっていうのは、非常に大きな一歩だと思います。
アナログは完全にデジタルに置き換わろうとしている
今、アナログがデジタルにもう完全に置き換わっているタイミングです。
副業とかフリーランスとか、いろんなことが今騒がれています。また、プロジェクト単位とかジョブ型の雇用とかいったようなことというようなことがどんどんと生活の中に入ってきてきています。
今までの慣れた方法から一気に移行するタイミングなのかもしれません。
新しい方法というより良いものがあるのであれば、そしてそれに乗り換える。これにより大きなベネフィットや利益があるのであれば、それはもう考えるときに来ていると言えなくはないでしょうか?
今からでも遅くない 人生をデジタルでときめかせる魔法
そこで、ちょっとしたキャッチフレーズ考えてみました。
【今からでも遅くない 人生をデジタルでときめかせる魔法】
アナログで「つぎはぎの人生」を強力なデジタルなシステムで「一貫化」する。「習慣化」していく。
そうすることで、「人生が変わる」「ときめく」「明るくなる」。
こういったことが可能になっていくと思うんです。
今、自分が新しく踏み出す方法、何かそういうものが本当に必要だと思います。
例えば、1日4時間で自分の副業が完結する。そこから大きな何かが始まっていく。利益が出ていく。
そういったような方法。今まさに求められているような気がします。
とにかく明るいやまけんがお届けした【人生後半戦のハーフタイム】でした。次の配信もお楽しみに。