#3 セカンドブレインはアナログな年代がデジタル挑戦する原動力となる
※ 以下、2021年12月31日に配信した音声のトランスクリプト(文字起こしコンテンツ)です。
今日は。とにかく明るいしくじり先生やまけんがお届けする【人生後半戦のハーフタイム】にようこそ。
今回は第3回目となりました。今回お届けするのは、最初の回でお話をした3つの仮設の中の2つ目、「セカンドブレインはアナログな年代がデジタル調整をする原動力となる」という点についてお話をしていきます。
この一つ前の収録では、「1,000人の本当の熱いファンがいれば、個人事業主は羽ばたくことができる」という仮説についてお話をしました。
セカンドブレインとは
今回はその次、「セカンドブレイン」というものについてお話をしているわけですが、これについては、私がコロナ禍がちょうど始まった頃、2020年の4月に経験したエピソードというものを例にとってお話をしていきたいと思います。
「1,000人の本当の熱いファンがいれば・・・」ということでしたが、私があるグローバルなナレッジ集団のカンファレンスに自ら応募して参加したことが、非常に大きな衝撃となって、私の今現在の方向性を決めていると言えます。
そこでは1,000人ということですが、1,000人がリモート会議で1つのとき、ひとつの、まあどう言ったら良いんでしょうね。
オンライン会議ですから、リモート会議ですから、世界中、もうそれはサンフランシスコもいれば、ニューヨークもいれば、シアトルもいれば、シンガポールもいれば。ベルリンやロンドンもいれば、もちろん東京もいれば、というふうに世界中から集まって会議をしているわけです。
リモート会議というのは、もう本当に一般的なこととなりました。費用も本当に安い価格でzoomというものを使えば、1定時間であれば無料で会議ができます。こういった形態でやるにしても、以前とは比べ物にならないほどの安価な、安い料金ですることができますが・・・。
それにしても1,000人という、前回の話をした1000人の熱いファンがいればという、その人間が一同に同じ時に集まって会議をする、プレゼンテーションに聞き入る。
そしてブレークアウト・セッションで数十人単位ぐらいで、別々のグループに集まって話をする、ディスカッションをする、というようなことが繰り広げられたんですね。これは約1ヶ月にわたって週に数回行われてきました。
ナレッジ・マネジメントと個人の知識管理
私がここのところでとても驚いたのは、このグローバルなナレッジハッカーとも呼べるような人たちが、どのようなことをしているのかという点です。
いわゆる「ナレッジ・マネジメント」というものなのですが、これは以前では企業が、企業の中で生まれた知識というものを1箇所に集中管理して、みんながアクセスして使えるようにすると言うようなものでした。
これを個人のレベルで、自分自身のナレッジ、これまでの知識や経験といったものを蓄積して、どのように使うことができるのかというのを、デジタルでいかに効率的に行うのかというのが、この人たちの議論の対象でした。
どういうことかというと、いわゆる知識というものは、今現在はもう本当にデジタルかされていて、インターネット上であれば、検索すればほとんどの知識というものは、検索して手に入れて、多くの場合には無料ですよね。
データベースであれ、新聞であれ、ブログであれ、あるいはさまざまな動画は、youtubeであれ、なんであれ、多くの情報、大量のデータと知識というものは収集することができます。もう以前の紙の時代とは比べものにならないほどです。
しかし、その余りにも大量にあるがゆえに、自分がアクセスした知識というものが記録として残っていない、後から使うことができない。どこに行ったか見つけることもできない。
どう処理すればいいのか、保存はしたけれども使い切れていないというのが、今の現状と言えなくないでしょうか。
ナレッジ・マネジメントというのは、知識をどのように収集して保存、整理して、そしてそれを組み替えてバラバラにして、あるいは深く読み込んでいって、整理をして要約をして、自分自身のアイディアとして、何か付加価値を加えてアウトプットをしていく、というプロセス全体を指します。
これは個人がクリエーターとして、あるいは何らかの新しいイノベーションを起こしていこうということを考えた時に、非常に重要な武器となるんではないかと。
この1000人のグループに参加をしてみて、本当に自分自身がもうひっくり返るほど驚いてしまった。というのがこの「セカンドブレイン」というものだったんですね。
人生後半戦とナレッジ
考えてみれば、今デジタル化どんどん進んでいまして、AIとかビッグデータとか、そういったようなものがビジネスにも普通に使われています。
ですので、私たちがインターネットでなにか検索をすれば、検索したキーワードに関連する広告がどこに行ってもついてくると、いったようなことであったりとか。
私たちの購買記録とか、アマゾンで何を買ったか、何を検索したか、理由はどういった情報をいつも見ているかというようなことっていうのは、もう完璧なぐらいにトレースされています。
デジタルマーケティングという言葉がありますが、もうビジネス上として、そういったデータいうものは、本当、利益を生むためにどんどんと使われている。
そういう中で、個人としていかに能力を発揮して、付加価値をつけたビジネスをするなり、あるいは本を書くなり、あるいは研究をするなり、といったようなことを考えた時には、このナレッジ・マネジメントというものが今後、人生後半戦を戦っていくについて、大きな武器になる可能性というのを、私はその時に感じました。
クリエイターであれば、何か新しいものを作り出して行くということになるわけですけれども、アイディア、自分のアイディアをどのように作っていくのか、あるいはいろんな気づきというものをメモにして、それを記録として残していくのかというのは、非常に重要なポイントになってくると思うわけです。
これまでの長い経験と知識を蓄積していく。それをどう記録に残していくのか、そして自分独自の付加価値をつけたコンテンツとして新しいもの。あるいは新しいアイディアを世に送り出して行くのか。世に問いただしていくのか。こういったことが重要なポイントだとして考えられます。
例えば、「紙の本でなければ本ではない」というふうに、しばらく前に言われました。今はデジタルな本、電子書籍は当然のように神のほんと、TPO、その場、その場、その時によって使い分けられるようにはなってきています。
ただ、紙の本を読んで、「面白かった」「この本は役に立ちそうだ」と思った時に、その本の中で、どの部分のどの箇所がこの後から使うことができるのか、そういったものを取りまとめて、簡単にデジタルなデータベースとして記録に残しておく。
そしてそれを後からでも、いつからでも必要な時にすぐに取り出して使うことが出来るようにならなければ、これまでの知識や経験というものは生きてこないという風にも言えなくはないでしょうか。
この1,000人のグローバルなナレッジ集団に参加をしてみて、そんなことを感じました。
クリエーターが付加価値を求める時
今後、個人のクリエイターとして成長して生き伸びていく。あるいは、深く心を打つ付加価値を作り出して行く。
そんな自分自身の視点や世界観を持つためには、これまでの知識の蓄積、失敗の経験、読書の記録、企画書や報告書など自分自身が作り出してきたもの、こういったものを管理する。
自分自身のデータベースとして、いつでも使えるようなものとして持っておく。そういったプロセスやツールやその方法論というものは、今後非常に重要なポイントとなってくる。
私が参加した「セカンドブレイン」と言うようなアプローチというもの。今後、何度も話をする機会があると思いますが、そういったデジタル時代の武器というものを私たちは持つべきだと思うのです。
どれだけの知識、気づき、アイディアが、これまで無駄に忘れ去られてきているか、再利用できない記憶の奥底に沈み込んでしまっているのか。
そんなところ、驚くべきことだと思うのですが、皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。
ぜひ、下のレター欄、あるいはメールなどの、あるいはTwitterなどのコメントをいただけたらと思います。
【お知らせとお願い】 - 突撃インタビューを誰にする?
この後から、この音声配信チャンネルの大きな目的でもあるインタビューが始まります。実際にインタビューをするその段になって気後れし始めているのですが、やっと重い腰を上げました。
どうせやるなら大きなイベントもありかなと思い、一念発起です。何か、大きなことをこの後考えています。
インタビューのテーマは、
急成長する音声配信で、今起こっている変化とは
音声市場が収益を何倍にもする実例とその具体的方法
音声市場に広告のお金が集まる中、どう収益化するか
の3点です。
あなただったらどんな人のインタビュー対談を聞いてみたいですか?また、何を聞いて欲しいですか?
それは、音声配信のトップかもしれませんし、人気のパーソナリティかもしれません。あるいは、売り出し中のあの人かもしれません。
ぜひこの人という人を教えてください。この音声配信へのコメントかTwitterのDMでも結構です。是非とも宜しくお願いします。
とにかく明るいしくじり先生の【人生後半戦のハーフタイム】でした。
それでは次回の配信をお楽しみに。
お知らせ
この記事は音声配信プラットフォームのstand.fmで配信している第2回配信の音声コンテンツの内容を記事にしたものです。
やまけんの【人生後半戦のハーフタイム】は、パーソナリティ: 【とにかく明るいしくじり先生】 やまけん」が、脛(すね)に傷を負いながらも人生の後半戦にチャレンジします。
このハーフタイムでは、音声配信などを活用して、先端を走る先駆者たちを切込隊長として突撃インタビューしながら、その成功と失敗の裏側から見えてきた気づきや秘話を持ち帰りリスナーに公開します。
この後から、どのような展開が始まるのか、その予告編としてその第一回目の放送を是非お聞きください。
この配信にもあるように、やまけんは人生の後半戦を戦う人たちを応援していきます。
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