Eマウント望遠レンズの比較検討
どうもO太郎です。
普段は都市風景やスナップ写真を撮影しているんですが、手持ちのレンズが135mmの中望遠までしかないんです。
しかも135mmはオールドレンズなので風景撮影には不向き。
圧縮効果を活かした写真や展望台からの風景撮影など、新しい表現を試してみたいので望遠レンズの購入を考えています。
ということで今回は2020年11月現在のSONY Eマウント用望遠レンズから度のレンズが合っているのか確認検討していきます。
▼4本の望遠ズーム
風景での撮影で圧縮効果を狙っていきたいので、200mmを超えるレンズを対象にしています。
選択肢に入るのがこちらの4本
▽レンズ候補 (価格比較サイトの最安値を記載2020/11/21次点)
①FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GM
最大径x長さ:93.9x205mm 重量:1395g ¥245,376
②FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G
最大径x長さ:84x143.5mm 重量:854g ¥126,964
③sigma 100-400mm F5-6.3 DG DN OS
最大径x長さ:86x199.2mm 重量:1140g ¥98,006
④tamron 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
最大径x長さ:77x148mm 重量:545g ¥57,379
FE 200-600mmのレンズもありますが、今回はスナップにも使用したくある程度取り回しのしやすいことが条件になるのですが、このレンズは重量が重くサイズが大きいため除外しています。
▼①FE 100-400mm F4.5-5.6 GM
①FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GM
最大径x長さ:93.9x205mm 重量:1395g ¥245,376
SONYのGマスターレンズこれがまず真っ先に名前が上がりますね。
性能としては間違いない1本だと思いますし、探せば作例も多く自分の目で見て納得できる写りだと感じています。さすがGMですね。
詳細には書きませんが、ボタン類や各種リングについても使いやすそうな構造をしているのでユーザーインターフェースもしっかりしているようです。
さらにテレコンをつければ焦点距離を2倍まで増やせるというのも将来的に撮りだったり月だったりを撮りたくなった時に対応できるのが心強いです。
このレンズの懸念点は重量と金額でしょうか。
重量は1395kgと4本の中でダントツの重さです。
三脚に乗せて撮影する風景写真であればまだいいんですが、スナップに使うことを考えると軽いにこしたことはないですから、重いという点は気になります。
そして金額に関しては残り3本に倍以上の差をつけるほどの高額。
最高の写りをするけど高価なまさに高級レンズですね。
▼②FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G
②FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G
最大径x長さ:84x143.5mm 重量:854g ¥126,964
SONY純正でGMの一つ下のグレードのGレンズです。
ズーム域で見れば①の400mmよりも100mm短い300mmという性能で圧縮効果がしっかり得られる超望遠の入り口くらいの長さになります。
全長は全レンズの中で1番短いし比較的軽いのでスナップには適していそうです。
ですが、評判を聞く限り解像力にかけているという声が多くありました。
また、後述するtamronのレンズに完全に食われているスペックなので、残念ながら検討対象としては一番魅力に欠けるレンズです。
▼③sigma 100-400mm F5-6.3 DG DN OS
③sigma 100-400mm F5-6.3 DG DN OS
最大径x長さ:86x199.2mm 重量:1140g ¥98,006
このレンズはsigmaのcontemporaryシリーズのレンズです。
contemporaryシリーズはsigama製の中ではコンパクト思考のシリーズになっています。
ライトバズーカという愛称がつけられていて、名前の通りこの100-400mmのズーム域の割に軽くて細いレンズです。
SONYの100-400mmと比較すると250gほどの軽さです。
その分F値は控えめでF5-6.3と若干暗め。
風景撮影では基本はF8くらいまで絞って撮ることが多くなりそうではあるんですが、スナップの際にどれほど影響が出るのかが心配な点ですね。
金額的にはSONYの100-400mmの半分以下。ちなみに三脚座は別売りで12,500円ですがそれを足しても圧倒的に安いのはありがたいです。
sigmaのズームレンズは回転方向が他社と逆なのですが、すでにsigma24-70mmDGDNのズームレンズを使っているので操作感には慣れているので自分にとってはデメリットにならないのが嬉しいところ。
一つ残念なのがEマウント版のこのレンズはテレコンが販売されていないということ。ライセンスの関係でLマウント版しか販売していないそうです。
軽さと焦点距離の長さで選ぶならこのレンズがよさそうです。
▼④tamron 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
④tamron 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
最大径x長さ:77x148mm 重量:545g ¥57,379
Eマウントの安くて軽くて写りのいいレンズをどんどんと発売しているtamron製の70-300mmのレンズです。
SONYの70-300mmと比べると望遠側の解放F値が一段分低い6.3ですが、tamronの方が小ぶりで300gほど軽量、価格も半分程度というスペック。
作例も色々な方が試されているので多く出回っているのですが、十分シャープに映ってくれるようです。
この軽さで手軽に持ち出せて300mmまで撮れるのはフルサイズのカメラとは思えないですね。かなり革命的なことなんじゃないでしょうか。
一つ大きな懸念点がボタンやスイッチ類が一切ないということ。
マニュアルフォーカスで撮りたい時にレンズ側で操作したいのでこのスイッチが無いのはかなり気になります。
カメラ側で切り替え機能をファンクションボタンに割り当てればいいのですが、そのために一つ枠を埋めたくないので。
ただそれを差し引いても圧倒的な軽さと価格の安さはやっぱり魅力的ですね。
▼最後に
4本のレンズを比較してきましたが、気になるのは①③④の三本。
現実的に価格面で手が出しやすいところでいえば③sigma 100-400mm F5-6.3 DG DN OSと④tamron 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの2本は有力です。
③は400mmまで使えることとsigmaの使用感に慣れていることが大きなメリットで、④は軽くて小さくて圧倒的に安価なことがメリット。
最終的には400mmの焦点距離が必要なのかということが大きなポイントになっています。
いくら軽くて持ち運び安くても、焦点距離が短すぎて撮りたい画が撮れなかったら意味ないですからね。
400mmは特に風景撮影で使用することになると思うので、撮影で使いたい場面や被写体、構図を詳細にイメージしてその必要性を確認しないといけませんね。
今の時点でいえば大は小を兼ねるということで400mmは確保しておきたい気はするんですが、この問題は結構時間をかけて悩むことになりそうです。
レンズ選びは撮影イメージをしっかり持って、無駄なく買い足していくのがベスト。
カメラ初心者の方などは、この記事でどういう点を検討しているか参考にしていただけると幸いです。
ご拝読いただきありがとうございました。お楽しみいただけましたら是非フォローをお願いいたします。
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