見出し画像

7月のスナップ写真集

こんにちはO太郎です。

7月もスナップをたっぷり楽しみましたので、毎月やっている振り返りを今月もやっていきましょう。

ちなみにスナップに絞っているので風景写真記事については除外しております。

それでは今月のピックアップ写真はこちらの11枚です。


▼「夕暮れの荒川とスカイツリー」より

画像1

α7Rⅲ sigma24-70 F2.8
24mm ISO:400 F4.0 SS:1/160sec

夕焼けとスカイツリーの景色を撮りに行った際の荒川河川敷で撮影して、「NOTE編集部お気に入りマガジン」にも追加頂いた記事の中の1枚。

日中に降った雨が大きな水たまりを作っていたので、リフレクションを探し回って見つけたこの場所。

鉄橋が反射して螺旋構造に見える事と、夕日に向かって雲が迫っていくような景色に目を奪われました。

この日に夕暮れの写真を撮って以降、夕日を追いかけるようになりました。特に夏の夕日はノスタルジックな雰囲気が最高ですね。

構図としてはシンプルに2分割構図でリフレクションを使っています。

拘ったのは撮影以上にレタッチで、夕日の赤とまだ残っている青空のコントラストが出るように色味を調整しています。

そして雲の動きや迫力を増すように強調したことで、中央の夕日に目線が良く効果を狙いました。



▼「色鮮やかな隅田川とスカイツリー~すみだリバーウォーク~」より

画像2

α7Rⅲ sigma24-70 F2.8
34.1mm ISO:500 F10.0 SS:1.6sec

最近できた浅草の新スポット「すみだリバーウォーク」に夜スナップを撮りに行った時の記事です。

浅草らしからぬ近未来なライティングはカメラ好きじゃなくても思わず写真を撮りたくなるような魅力がありますね。

浅草から押上方面へ橋を渡り切ったところでほんのりとしたリフレクションが撮れる場所を発見しました。

この写真では夜に映える光と色を意識して撮影しました。そして構図は2分割構図と放射構図を組み合わせることで収まりのいい写真にまとまったと思います。

構図を決めたことで図形的な写真になりつつ、リフレクション部分はボヤけて写っていることで形にハマりすぎない画にできたと思います。

想定よりも黒色の面積が多く、暗い写真になってしまったことは反省点です。全体の明るさまで意識が必要ですね。

▼「ほんの数枚の夏の雲」より

画像3

α7Rⅲ sigma24-70 F2.8
70mm ISO:100 F2.8 SS:1/6400

家を出たら久しぶりの青空と入道雲が出ていることに気づいた、でも撮影場所までは電車で1時間。

晴れと入道雲がまだ残っていることを祈りながら地下鉄に揺られて、たどり着いた時にわずかに残っている空を慌てて撮った時のスナップです。

この時は雨雲も混じる空でしたので綺麗な入道雲だけを切り取るように範囲を絞って撮影しました。

街灯や鉄道の高架ががっつり写りこんでいます。

これ以外の写真で障害物があまり写っていない写真も撮れたのですが、都会で見る空にはどうしても建物が映ってしまうというジレンマがありますので、そのジレンマをそのまま映せているこの写真が入道雲の幻想感と都会のリアリティのコントラストを表現できていて1番気に入っています。

レタッチでは夕暮れの淡い赤を意識して絵を作りました。

そして印影の濃い入道雲をよりくっきりとさせて魅せたかった雲の立体感を強調しています。

▼「長雨の西新宿」より

画像4

GR2
18.3mm(28mm相当) ISO:3200 F4 SS:1/60

今年の長い梅雨にうんざりしつつもスナップを楽しんでいたこの7月。

西新宿で見つけたこのビルはググっと曲がった駐車場への案内矢印が好きすぎました。

もとより幾何学模様が好きなので図形的な画を意識して構図をつくりました。

S字構図といえばそうなのかもしれませんが、地面のモザイクも相まって柔らかいというよりは硬い雰囲気になりました。

この構図のカチッと感とGRのバキバキ感が良いんです。自分の好み全振りな写真ですね。


▼「梅雨の終わりに花を探して」より

画像5

α7Rⅲ sigma24-70 F2.8
70mm ISO:800 F4 SS:1/1250

フルサイズデビューをした6月には10mmという超広角レンズしか持っておらず、持ち出す機会が限られていたので思い切って買った24-70mmの標準ズーム。

そういえば日中のスナップに持ち出せていないことに気づいたので近所のスナップに持ち出したときの1枚。

影になった濃い緑の葉っぱを前ボケにして、奥に見えるオレンジのバケットを撮りました。

何故ここにあるのか、いつからあるのか謎をはらみつつ、地味な景色に映えるビビットな色合いが魅力的です。

前ボケを使ったこと以外には構図的なこだわりはないのですが、オレンジを強調するために周辺の景色はアンダー目にレタッチしています。

また、バケットや奥のフェンスの質感を活かしたかったので明瞭度を高めて、くっきりと浮かび上がらせました。

2つ前の雲の写真でもそうでしたが、ものの質感や立体感というのがとても大切な要素だと思っていますのでこの点は今後もこだわっていきたいですね

▼「季節違いな涼しい夜の散歩道」より

画像6

α7Rⅲ sigma24-70 F2.8
70mm ISO:4000 F2.8 SS:1/13

遠出する時間が取れず近所を夜散歩した時に撮ったもので、夜スナップは光さえあれば楽しめると感じた1枚。

ただの雑草ですが、アスファルトから強引に伸びている様子が面白くてシャッターを切りました。

雑草自体の力強さと背景の玉ボケの幻想感が良い雰囲気です。

主題はこの雑草ですが、背景の街灯の明かりも主張してほしかったので、日の丸構図にせずにやや左寄りに配置しています。この点は狙い通りに完成しました。

雑草が完全に影になっていたためレタッチで修正しきれずに甘めの解像感になっています。もう少し露出アンダーに撮るべきですね。または測光を暗い場所に合わせるべきだったかもしれません。

まだまだ修正箇所が多い課題を感じた1枚です。

でも全体的に好きな雰囲気なのでお気に入りだったりします。


▼「ネオンが眩しい秋葉原の夜」より

画像7

α7Rⅲ sigma24-70 F2.8
50mm ISO:800 F5.6 SS:1/125

今月2度目の「NOTE編集部お気に入りマガジン」に追加頂いた記事です。

この日は撮っても撮っても納得いく1枚が撮れない日でとても苦しい撮影でした。

夜の秋葉原電気街というのはシャッターを切る機会の多い街だとは思うんですが、どうにもしっくりこない。そんな納得感のないまま撮影が終わったのを覚えています。

ですが、レタッチをしてみると街の過剰な明かりがサイバーなレタッチとマッチしてくれてイマイチと思っていた写真も魅力が出てきたように思えます。

レタッチでの光や色味の大切さをひしひしと感じた写真になりました。


▼「ビジネス街の寄り道帰り道」より

画像8

GR2
18.3mm(28mm相当) ISO:3200 F2.8 SS:1/15

人気の少ないビジネス街の裏路地で見つけた、謎の柄の描いてある透明パネル。

その後ろにある植物を合わせて1枚に収めました。

ピントは背景の植物に合わせることでこの柄をおぼろげにしています。写真に後から書き込んだような効果を狙ったんですが如何でしょうか。

何にも難しくない撮影ですし構図も作っていませんが遊び心が前回です。写真だけに限らず、遊び心のある作品は好みですので、こういった試みは今後お探していこうと思います。

それにしてもこのパネルは何なんでしょうか。


▼「夏が待ち遠しくなる青空と雲」より

画像9

α7Rⅲ sigma24-70mm F2.8
57.5mm ISO:200 F14 SS:1/1250

お!晴れてる!と気づいてパッと、家の窓から撮った写真です。

サクッと撮った記事ですが多くの方に閲覧頂きました。

構図だったりシャッタースピードだったり、写真を撮る時は色々考えるんですが、この写真に関してはシンプルに綺麗な雲を撮っただけ。

余計な部分が入らないように多少構図を考慮してますけどね


写真の上手さではなくて見たいものを撮るという被写体選びがいかに大切かということを改めて感じました。

写真はアート。技術を見せるのでは無く魅力的な写真を届けることが本質ですね。

▼「ベッドタウンの街、繁華街の明かり」より

画像10

α7Rⅲ sigma24-70mm F2.8
70mm ISO:3200 F4 SS:1/160

調布の繁華街の外れで見つけたBARの看板。

背景が暗いせいもあって、この街灯と看板だけが浮かび上がるように主張してくれました。

やや緑がかった光がクラシカルに見えたのですがレタッチでサイバーな雰囲気に加工しています。

また、構図としてはシンプルな縦の3分割構図ですが、光と影が被写体の魅力とマッチして雰囲気のある写真に仕上がりました。

錆ついた鉄の質感も良い感じで魅力のある被写体ですね。

▼裏赤坂探索スナップ

画像11

GR2
18.3mm(28mm相当) ISO:3200 F2.8 SS:1/25

赤坂から青山に向かって裏路地を歩いている時に見つけた景色。

左右には民家があるのですが、奥に見えるのはオフィス用の高層ビル。

そういったコントラストが見れるのも都会ならではではないでしょうか。

構図としては放射構図の先にビルを配置して主張を強めています。

路地を放射構図で撮る機会は多く、好きな被写体なのですがいつも物足りなさを感じていました。今回はビルを配置したことで変化をつけられたのがポイントになったと思います。

東京は裏路地でも強い光を見つけられるので、サイバーなレタッチが似合いますね。最高です。


▼最後に

今月は「色」と「光と影」をテーマに撮影してみました。

図らずも夜スナップが多かったので光を探す機会は結果的に多かったですね。ですので色味の方を重点的に探すことを意識していました。

今回ピックアップした写真では色を重視した写真は少なかったのですが、各記事に色を意識した写真を載せていますのでよろしければ見てってください。

街中スナップでは3色が1か所に集まっている景色というのが割と見る機会が少なく、写真に収めた時に目を引くことがわかりました。

普段の生活では気が付かないんですけど写真で切り取るとハッと目を引くんですよね。

月を通して色々な場所で撮影ができたのでバラエティに富んだ写真が集められたと思います。


さて来月は「瞬間」をテーマに撮影していこうと思います。毎日投稿を続けていきますので、今後も是非見ていってください。




ご拝読いただきありがとうございました。良いと思っていただけましたら是非フォローをお願いいたします。


----------------------------
NOTEでは都市風景やスナップ写真、カメラや写真関係の記事・雑記などを毎日投稿しています。

【instagram】
instagramでは都市夜景を中心に投稿しています。



この記事が参加している募集

気に入って頂けましたらオススメをお願い致します。頂きましたサポートはNOTE記事の質の向上の為に、機材費やロケ費に使用させて頂きます。