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スナップと風景写真の撮影方法の違い【撮影裏話】
こんにちはO太郎です。
今年の4月~5月は毎日スナップ撮影をしていましたが、昨日久しぶりに新宿の都市夜景の風景写真を撮ってきました。その写真は記事の最後に載せますのでぜひ見ていってください。
さて今回の記事は「スナップ」「風景写真」の2種類の撮影について、大きく違う撮影方法についてまとめていきます。
納得の1枚の写真を撮るために、それぞれどうやって撮っているかを知っていただけると幸いです。
それではどうぞ。
▼スナップ写真
まずスナップ写真ですが、これは歩きながら気に入った景色を撮っていく撮影ですので、とにかくシャッターを切る回数が勝負になってきます。
自分のペースですと1時間撮影して約100~150枚。1つの被写体で角度や位置を変えながら1~10パターンくらい撮ります。
そして現像の際には気に入った写真を残していくのですが、だいたい元の撮影数の1/7くらいを現像しJPGにします。
自分は多めに現像するので、正直これでも多めです。
そこからJPG状態で1枚ずつ見直して、NOTEに投稿できるレベルが元の撮影数の約1/10。この中には情景の説明写真もあるので、作品として成り立つかなと思えるラインが元の写真の1/20。本当に良いと思えるのは元の写真の1/100枚あるかどうかといった感じです。
上記の数字はあくまで自分の撮影での枚数ですので、これが多いのか少ないのかは分かりませんが、恐らく撮るのが上手ければもっと数が残りますし、その逆もあるかと思います。
こういった具合ですのでとにかく数を稼ぐことで満足いく写真が増えていくわけですね。10枚より100枚、100枚より1000枚撮る気で撮影するのが大切だと考えています。
実際は1日頑張って撮影して350枚くらいがいい所でそれ以上は体力的にキツくなってきます。ひ弱なもんで、、
▼風景写真
対して風景写真。スナップ写真と比較しての違いは、圧倒的にシャッターを切る回数が少ないという事。構図決めの時間が勝負になります。
風景写真は撮影場所を事前に調べて行き、撮影場所に着いたら予定していた被写体を中心に構図を決めます。この構図を決める時間はスナップとは違い、じっくりと10分20分ほど時間をかけています。
構図が決まったら露出の設定をして、場合によって太陽が沈むのを待ったり、電車が来るのを待ったりとシャッターを切るタイミングを待ちます。
スナップと違ってなかなかシャッターを切らないですね
また、夜景などでは長秒露光と言って長い時間(大体は30秒前後が多いです)をかけて1枚のシャッターを切ります。そんな撮影ですのでスナップと比較すると圧倒的にシャッターを切る回数が少ないんですね。
撮り終わったら別の構図や被写体を試して、だいたい1スポットで2~5種類くらいの撮影で終わることが多いです。
▼まとめ
スナップは歩きながらシャッターチャンスを探して、風景写真はじっくりとシャッターチャンスを待つといった感じでしょうか。やってみると全くの別物のように感じますよ。
ちなみにネガティブな面を話すと、スナップは手軽にできるけれど大量の写真からの選別作業に時間がかかったり満足のいく被写体に出会えるかの運要素が大きいです。風景写真は撮影場所までの移動の長さだったり、機材(三脚は必須です)がかさばるのが大変です。ただこういう手間も楽しかったりするんですけどね。
それぞれにそれぞれの良さと大変さがありますが、どちらもやりこみ甲斐があるジャンルですので今後もバランスよく練習していきたいですね。
ホントのこと言うとスナップ/風景だけでなく、ポートレートや物撮りも練習しないといけないけどなんとなくまだできていない自分がいます。反省。
という事で、スナップと風景の比較でした。同じ「写真」というジャンルの中でも、撮影方法によって納得の1枚に辿り着くためのアプローチ方法が違うのが面白い。
最近はスナップの記事が多めでしたが、今後は風景写真の記事も増やしていきます。その際は各記事で撮影方法や考えなどはまとめていきますので、ぜひそちらも見ていってください。
それでは最後に新宿での1枚を載せて今日は終わりたいと思います。
焦点距離:10mm /絞り値:f8 / ss:25sec /iso:100/露出±0
カメラ:α7Rⅲ /レンズ:voigtlander 10mmf5.6
▼余談
今回久々に風景写真を撮ってみたんですが、構図を決めてシャッタースピードを決めてといった作業はやっぱり楽しいですね。
車のライトをレーザーのように撮ったのですが、こういう時は車の交通量が多いタイミングを見計らってシャッターを切ります。これも風景写真の醍醐味のひとつ。
風景は手間がかかる分イメージ通りに出来上がった時の喜びも大きいんですよね。新しく買ったα7Rⅲの性能も風景にピッタリなのでこれからの撮影がかなり楽しみです。
今日はここまで。ご拝読いただきありがとうございました。良いと思っていただけましたら是非フォローをお願いいたします。
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