【書評】ケア・ウォーキング~一生歩ける体になる~
この本をすすめたい方
①地域で活躍したい療法士。
近年は、病院・介護の現場だけでなく、地域に出るセラピストも増えています。また、地域に出たい!と思っていて、中々アクションができない方もいるかと思います。そんな方は、是非読み進めてください。
②歩いている割りにダイエットが上手くいかない方。
歩いていると、あちこち痛む方。色々な運動の本ありますが、歩き方についてはおススメです!
③介護予防について、または運動不足が気になる方
とりあえず歩くでOKではありますが、運動不足の方が始めるためのポイントがあり、それがまとまっています。ジムの入会の前に、これ読んでできることあるかと(笑
僕の悩み
数年前から、地域の方にお話しさせてもらっている中で、出てきた悩みがあります。
それは「介護予防の段階の方に、どんなプログラムをお伝えしたら満足してもらえるのだろう?」ということ。
今まで病院や、介護現場で関わってきた方。その方々は多くの情報があり、個別に関われるので対応しやすかったのです。
しかし、
歩けるっちゃ歩ける。でも皆さん困っている。そんな方が大勢来たら、それぞれ気になるポイントはずれてくる。けど個別には関われない。。。。
わざわざ来てくれたけど、満足してくれたかな?
そんな悩みをもつようになりました。
なので、そんな時はいつものように本から学ぼう。ヒントを得よう作戦。
それで最近読んだのが以下の本です。
本の紹介(良書ポイント)
著者は黒田恵美子さん 健康運動指導士の資格を持っていらっしゃいます。
「はじめに」の一部を引用です。(太字は僕の強調です)
よくいわれる「正しい歩き方」にはたくさんのポイントがあります。ー中略ー指導を受けた多くの方は、実際には、いくら脚の運びを意識してもそのとおりに身体は動きません。
これが現実。で、無理くりこれさえすれば!みたいなトンデモ運動を提唱する人もいるのですが…
完全な正しい姿勢や歩き方ができる方はなかなかいらっしゃいません。「正しい」を目指すのでなく「より良い」を目指し、ゆるやかに不調の少ない身体で尊厳を守って人生の最後まで歩いていただきたい、これが私の切なる願いです。
素敵です。同じく僕も願っています。
歩き方に関しては、webでも本でも、非常にたくさんの情報であふれています。
僕もそれなりに専門書から一般書を読み漁りますが、その中でも良書です!
※僕としては正直「悔しい!」という感情も出てきました。他の理学療法士さんが書かれている本も読ませてもらうけど、分かりやすさ・取り組みやすさだとこちらに軍配が上がるかなと。
その理由として5点あります。
①購入のターゲットであろう介護予防という段階の方によくあるパターンをまとめてある。
②歩く前のポイントである、姿勢についても書いてあり、かつその場でできるチェック方法・対策まで記載されている。
③歩き方の正解を1つにせず、目的別に分けている
④繰り返し行う「歩く」を日常の中で変えていく計画づくりについても書いている。それが、まとまっていてわかりやすい。
⑤トレーニング・ストレッチ・歩き方直しの位置づけを誰でも理解できる食事に例えており、納得しやすい。
詳細は、是非読んでみてください。
僕の活動にも取り入れたいポイントが沢山ありました!!ありがたし!!
※本だけでなく、適宜サポートを受けながら身体づくりしたいという方には、オンラインでサポート事業もしております。
気になる方はこちらか、私の「仕事依頼」ページをごらんください。
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