084 2024年春アニメ、最終評価
noteでの他のアニメファンの皆様に倣い、私も春期のアニメの(極めて個人的な)評価を挙げていきたいと思います。
B枠
何も考えずに観る枠として観続けました。理屈は通る終わり方ですが如何せん前期のⅣからなので誰にも感情移入できずに終わった感じです。
作画に労力割いてないのでBですが、私は面白く観れました。それぞれの思惑が錯綜して事態が想定外になる展開、私好みです。
A枠
ビジュアルも作画も文句ないのですが、メンバー集め以後の展開に難があったか。テーマを明確にしてそれを一直線に描写すれば面白い青春群像ものになったのにと、ちょっと残念。
春期で一番のぶっ飛んだビジュアルのアニメ。最終回一週空いたけど、いい意味で面白い着地点と思いました。「一度変わったら完全には元に戻らない」というテーマでメッセージ、深く共感しました。
作画的には甘い点もあるのですが、資本主義の黎明期と見える世界観に魅了されました。その完全な異世界ファンタジーでない部分が、私の近年の好み「地に足のついた物語」と思うことが出来てファンになってます。
S枠
再放送ですが比較の意味で。舞台は銀河系に人類が進出した遥かな未来ですが、やっぱりどうしようもなく人間の物語な点に惹かれています。この夏期からテレビ初放送分なので引き続き期待してます。
古くからのファンの中にはキャンプが少ないことを不満と思う人もいたようです。でも今年の一期からの再放送から入った新参者の私は、それほど気になりませんでした。個々のエピソードではつり橋の話が強烈に印象に残っていますが、その薄さはゆるキャン△ゆえであり、本作の欠点でないと思っています。
全くの3からの新参者ですが、堪能しました。物語、ビジュアル、音楽、声の演技から言えば私が観た春期の中で間違いなく一番。ガルクラを超えています。それでも大人、社会によって敷かれたレールの上での勝負と言う点、学園生活は地域社会、学校関係者、親たちの支えがあってと思ってしまうので、私には手放しで楽しめない物語なのです。
そしてダークホースから気づけば春期の本命になったガルクラです。私も既に多く語っていますがロックに対して極めて真摯な物語と言う点に驚き、夢中になれたアニメでした。それをアニメ制作会社では一番の古株、東映アニメーション(東映動画)が作ったことに価値があると思ってます。やっぱり私は「荒野の物語」が好きと確認したアニメでした。