水産政策の強化（逢坂誠二の徒然日記）
【25年2月17日 『逢坂誠二の徒然日記』8083回】
午前5時の函館、多少雲が広がっていますが雨は降っておりません。零度程度で日中は晴れ後雪の予報です。日中の予想最高気温は6度程度です。昨日も2月のこの時期とは思われない春を感じさせる陽気でした。ちょっと怖い感じがします。
1）水産政策の強化
水産業の持続可能性と経営の安定化を目ざして、以下を出発点にしてさらに水産政策を強化して参ります。
1. 資源管理
＊TAC（総漁獲可能量）とIQ（個別割当制度）の適切な適用
→ 資源評価を基に漁獲量を適正管理
＊監視体制の強化
→ AI・ドローンを活用した違法漁業監視
＊資源回復計画の策定
→ 特定魚種の禁漁期間の設定、人工漁礁の設置
＊漁獲証明制度の強化
→ 漁獲・流通履歴の透明化
2. 新規就業者
＊「漁業版インターンシップ」制度の導入
→ 学生や転職希望者向けに短期体験機会を提供
＊新規就業者向けの奨励金・助成金の拡充
→ 漁船・漁具の購入支援、低利融資の提供
＊労働環境の改善
→ 労働時間の適正化、週休2日制の導入支援
＊漁業者向け起業支援プログラムの整備
→ スモールビジネスとしての漁業の展開を支援
3. 経営の安定
＊漁業共済・積立プラス制度の充実
→ 自然災害・不漁時の補償強化
＊燃油・餌料の価格変動対策
→ 燃料補助金、安定供給のための政府備蓄制度
＊低コスト・高効率の漁法・養殖技術の開発支援
→ スマート漁業の普及
4. 海水温変化への対応
＊魚種転換型漁業の推進
→ 漁獲可能な新魚種への対応策の研究・支援
＊海洋環境データの収集・活用
→ 漁場変動予測のためのAI活用
＊養殖技術の高度化
→ 高水温対応の養殖技術開発支援
5. 沖合漁業
＊省エネ型漁船の導入支援
→ 低燃費エンジン、再生可能エネルギー活用
遠洋漁業権益の確保
→ 他国との漁業協定強化
＊IUU漁業対策の強化
→ 監視衛星・ドローンを活用した取締り
6. 沿岸漁業
共同管理漁業の強化
→ 漁業者・自治体・研究機関による資源管理
沿岸漁業の6次産業化支援
→ 漁業×観光、地産地消の推進
7. 養殖
＊低環境負荷型養殖の普及
→ 陸上養殖技術の開発支援
＊養殖魚のブランド化
→ 高付加価値商品の開発支援
＊魚病対策の強化
→ ワクチン・飼料開発の推進
8. 販路拡大・ブランド化・水産加工
＊水産物の輸出促進支援
→ EU・米国市場向け品質基準対応支援
＊EC販売の強化
→ 産地直送型販売モデルの普及
＊高付加価値化の推進
→ 冷凍・加工技術の開発支援
9. デジタル技術の活用
＊スマート漁業の推進
→ AIを活用した漁場予測システムの導入支援
＊トレーサビリティシステムの導入
→ QRコード等による流通情報の透明化
10. 国際競争力の強化
＊輸出戦略の強化
→ 水産物の国際基準（HACCP・MSC認証）取得支援
＊国際漁業外交の強化
→ 日本のEEZでの権益確保と交渉力強化
もちろんまだ不十分な内容です。さらに検討を進めます。
【25年2月17日 その6386『逢坂誠二の徒然日記』8083回】
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