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えいりあんWARS « ボクノ戦争 »

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けんと

転校してきた。深刻な暴力を受けていた。僕には優しい。よく暴力を振るう。グルーミング。

しょーへい

PSPを買ってくれた。剣道部。うるさい。

しょうご

サッカー部、シンマザ家庭、被害者。僕をいじめる。その日に僕に植木鉢に刺さった風車を息で回転させた。それが原因で僕は虐げられる運命になった。僕らは特に関わりがない。特に被害を受けた覚えもない。いなくていいキャラクター。

たかくら

たかくらはバレーボール部で一緒だった。ジャンとよく一緒にいる。エヴァが好きらしい。僕はよくたかくらにちょっかいを出していた。僕はアホの子だと思われていた。たかくらは面白い。

ちむ

3年生になってからちむと同じクラスになった。てらしたとよく一緒にいる。面白い人だった。ちむが炭酸水を僕にくれた。僕は炭酸水を流された。炭酸水は僕のシャツを汚した。僕らは京都の修学旅行で同じグループだった。僕は京都を歩きながら口笛の練習をしていた。それでできるようになった。ちむは面白い。

てらした

ひろのりと呼んでいた。幼稚園の頃は。一年生の頃にクラスが一緒で学習塾のクラスも一緒だった。てらしたは賢くて優しい。バスケ部に入った。

よね

よねはバレーボール部のキャプテンだ。家で虐められていてよく学校で荒れた行動をとっていた。よねは誰にも暴力は振るわないけれど教室の窓ガラスを割っていた。家で母親に虐められているから。よねは優しくて面白かった。僕はよねに救われていたと思う。高校生の時にスーパーで再会しても僕は何も話さなかった。よねは静かに去っていった。僕らは間違えた。僕はよねに親切にするべきだったのだ。

しの

しのは書道部で一緒だったりバレーボール部で一緒だったり一年生のクラスで一緒だった。僕らは別に仲がいいわけではない。しのには恋人がいた。

伊東

伊東は吹奏楽部に所属する秀才だ。学習塾でも上のレベルにいた。僕らはあまり関わりがなかった。伊東は嫌なことをされてもくだらないと言う。暴行も受けていなかった。伊東は賢いから。バカな僕らとは違う。伊東はハゲているとバカにされていた。伊東は弱い心を持っているわけではないからやっぱりくだらないと吐き捨てた。

平石

平石はサッカー部に所属する小柄なキノコヘアーの男の子だ。一年生の頃に同じクラスになった。そして僕らはよく話していたと思う。アトピーにかかっている子でよく笑っていた。僕は平石を一度蹴ったことがある。何か嫌なことをされてそうしたのだと思う。平石は蹲っていた。僕は酷いことをした。僕らの仲は悪いわけではなかったけれど。

ジャン

ジャンはバレーボール部で一緒になった。エヴァが好きでゲームセンターに通っている。2年生の教室でジャンは逆三角形と呼ばれて虐げられていた。僕は逆三角形の中心に釘を通して撲滅委員会のマークを提案した。ジャンには酷いことをしたから机に書いた時にジャンに見えないように机に覆い被さった。ジャンに暴力は振るわないけれど彼らの加害に加担してしまった。だからジャンが僕を蹴り付けた時も抵抗しなかった。僕は僕で彼らに

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秋本

剣道部に入っている。僕を虐げた一番の罪人。例えばコンパスの針を仕込んだペンケースを僕に向かって投げて、それを掴み取った僕は指をコンパスの針で刺されて怪我をした。例えば中学2年生になってから僕らは出会い、僕は日常的に虐げられていく。グルーミングに違いない。僕は暴行を受けながらも笑い馴染んでいた。弱者である自分は笑うしか無かった。殴られ続けていたと思う。蹴られ続けていたと思う。シャツはいつも汚れていた

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僕の戦争

全てを受け入れるため、迫害に関わった加害者たちを許すために過去の出来事を、僕の過ごした日々を補完する。そうすることで過去に負ったあらゆる暴力による、不遇によるキズを癒すため。もうこれ以上苦しむのをやめるため、僕の治療に役立つようにして物語を創作する。過去を振り返ることで悲劇を受容し、心地の良かった日々を思い出す。全てが悪夢だったわけではない、それなりに楽しい日々だった。やがて消えていく日々を忘れる

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