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【上司と部下】お互いの「期待値の擦り合わせ」から始める


2024年9月5日、Podcast番組「Oh my week」第145回を配信しました。
今回は「期待値の擦り合わせの大切さ」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります。

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけたOh!な出来事・トピックをゆるく掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。毎朝7時に放送しているので、ぜひチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。木曜日、おはようございます。

部下の育成のポイント

Akari:今日は質問をしたいことがあるんですけど、Nishinoさんって部下を指導する立場ではあると思うんですけど、そういう教育ってどう考えて、どうしてるかっていうのを教えてほしいです。

Nishino:なるほど。メンバーは今増えてきてはいるんですけど、基本的にはそんなに言わない方だと思います。

Akari:気になることがあっても言わないんですか?

Nishino:気になることがあったら言いますが、基本的には目標というかミッションとかKPIは決めますけども、それが合意できた上であれば、やり方、Howの部分はあまり言わないっていうイメージです。

Akari:それは理由あるんですか?

Nishino:これもワークスの時の話と一緒なんですけど、結局何が重要かって、短期的に達成してもらうのは大事なんですけれども、我々ってまだ誰もやってないことをやってたりするんですね。だから違和感があったら、この方向だと事故する可能性がある場合は言いますが、それ以外では言わない。スタンスとしてこっちから言うっていうのがあんまり身にならないなと思っているんです。「ここ達成したいんだけど、今こういう状況で、Nishinoさんだったらどうですか?」とか聞かれたらもちろん答えるんですけども、それ以外だったらそれはお任せしてるお話なので、そこは言わないっているイメージです。

Akari:なるほど。自分からは言わないっていうのは、聞かれたら答えてくれるっていうことですか?

Nishino:もちろんです。逆説的に結構言ってるじゃんと思う人もいると思ってて、メンバーからすると。それはめっちゃ聞いてくれるから、相談をしてくれるから、それに対してはもちろん答えます。

Akari:最近だと怒られないっていう風潮の中で、自分からフィードバックを取りに行くのがより重要なんじゃないかなって思うんですけど、Oh my teethってそういうメンバーが多いですか?

Nishino:そうですね。取りに行くというか、今やりきれていない話でもいいし。やれてるメンバーはやれてるし、もっとやれたらいいなと思ってて、もっと期待値を擦り合わせにいかないといけないとお互い思うんですよね。要は、ここに対して期待しているのは何かっていうと、メンバーからやっぱり「もっとNishinoさんは要求してください」というか、「違和感があったら言ってほしい」と。違和感あったら言うって言うものの、自分の期待値、やってることが、Nishinoさんの期待値にいっているのかどうかはフィードバックして欲しいし、でもそれってお互いですよね。そういう意味で、今会社としてもこの期待値のすり合わせをお互いしにいこうっていうのはめっちゃ大事だなと今思っています。

期待値を擦り合わせる

Akari:期待値ってどのぐらいの解像度で握ればいいんですか?

Nishino:いい質問ですね。質問を質問返しみたいになってしまうんですが、まさにそこがズレているケースって結構ありませんか?今の粒度も含めて、こう思ってたみたいな感じで言ったら、「もっと細かくそういう解像度で教えてほしかった」というケースもある。あとはこのプロジェクトに関しては要点だけでいいとか、結構それってケースバイケースだと思うからこそ、そのレベルからすり合わせ。それも期待値じゃないですか。「このくらいの報告をしてくれると思ってた」っていうのがあると思うので、やっぱ最初ですよね。それって後々にやると手戻りが発生してしまうので、最初走り出す、自分で走り出すためにも、期待値の擦り合わせとゴールを明確にするプロセスだけは決めてから走り出すっていうのは大事だなと思います。

Akari:いや〜これ結構、私が苦手というか、新しいプロジェクトを始める時って、みんな「いいじゃん」「それいい」と思ってるからやろうとなると思う。だけど、ふわふわした状態で始まっちゃって、「良さそうだからやろう」みたいな、そこの結果がどこにいったら達成なんだっけ?というのは擦り合わせずに走っちゃうと多いので。だから、その辺りの擦り合わせってお互い大事ですよね。評価される側も、ちゃんと評価されるためにはそこを握っておかないといけないしっていうのはめっちゃ思いますよね。

Nishino:それめっちゃ思う。でも、僕が逆の立場だったときに、会議とかで「これやってみました」って言うと、「そんなこと言ったけ?」みたいな話になる。でもそれって他責だとそれでいいと思うんですけど、自責で考えると、それも決まったけどこうしてみますね、って自分から言わないといけない。それも擦り合わせの一つだけど、だからこそ本当に擦り合わせは大事だと思う。だけど絶えず、自分を棚に上げるわけではないけど上司と呼ばれる人の方が接点が多い。部下からしたら一人の上司だけど、上司からしたら何人も部下がいる。そう考えたら、擦り合わせをお互いやりましょうってなると、上司は何個やったらいいんだろうっていう話になる。だからボトムアップで擦り合わせをしに行った方が組織としては回りやすいだろうなと思います。そっちの方が面白いですよね。自分で仕事を進めているというか、ドライブしている感じがありますよね、誰かから期待値を擦り合わせられる。

たたき台を作るのは勇気がいる、だけどその姿勢が組織の成長を促進する

Nishino:でも、なんでこれがやれないかっていうと、アレンジ入れたりとか、ボコボコにされたりとか、怒られるんじゃないか、否定されるんじゃないかみたいなこともあるから言えないと思うんですよね。これ、僕の好きな話で、「0→1やった人が偉いよね」っていう話がXかなんかでみて、確かになと思っていて、叩き台を作った人をもっと褒めるべきということを書いている方がいて。やっぱたたき台を作るのって勇気がいりますよね。だって、方向性がない中で書いているわけだから。だけどやっちゃいがちなのが、たたき台だからこそ、たたいてほしいというものではあるものの、やっぱり本当に叩いちゃう。でも叩き台があるからこそ、そこから1、1→10が生まれるんですよね。だから、たたき台をできる人をもっと尊重した方がいいっていう趣旨の発言を見て確かになと思った。擦り合わせも待っているだけは楽だけれども、「違うよ」とか「こうだよ」と導いてくれるのは待つのは楽だけど、恐れず「ここであってますか」「この期待値あっていますか」っていう方が間違えるリスクは多いわけだから、それをレビューする側も叩き台を歓迎しなきゃいけないし、送る側もそれを成長の一環として受け入れるべきだと思います。お互いがその姿勢を持てば、組織として成長していくと思います。

Akari:ありがとうございます。じゃあ一旦本日はここまでで、本日もお聞きいただきありがとうございました。Oh my weekは毎朝7時に配信しているので是非YouTubeのチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。では木曜日もOh!全開でいきましょう。

Nishino ・Akari:ありがとうございました!!

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