ちっこい雪だるまでさえ、できそうにない。
朝、肩口に触った寝室の空気が昨日より冷たい気がして、いつもだったら寒っ！ってなって毛布を引っ張り上げるところだけど、昨日インプットされた「雪が降るでしょう」というお天気お姉さんの言葉が思い出されて、暖かなベッドからさっと出て窓辺に近づいた。ら、全然だった。
よーく見ると、羽虫くらいの雪？みたいなのがふわふわ舞っている。
よーく見ると。
まあ、確かに雪は降ってる。そう、雪だるまが出来るくらいなんてお天気お姉さんは言ってない。勝手に私の頭の中で、雪が降るー降ったらきっと積もるー雪だるまが作れる。って勝手に変換しただけだったんだから、仕方ない。
しかし、旅行に行く日とか楽しいことがある日は、全然真っ暗な3時4時でも元気に起きれるんだから、毎日、寝る前に「明日はきっと楽しいぞー」って言い聞かせてベッドに入ったら、もっとシャキッと起きれるのだろうか。
多分、具体的な何かがいるんだろうな。
得意先の今は会長になった社長の奥さんからのメールに「会長はとりあえずは元気だけど、薬が強くなったり増えたりで・・・薬にはあまり頼らない方がいいと思うんですけどね」と書いてあった。
なんでも足がよくつるようになって、ものすごく痛いらしい。
寝ている時もその痛みで起きちゃうくらい。
本人はもちろん辛いだろうけれど、奥さんも一緒に起きてしまうらしく、なかなか辛いらしい。私は（奥さんも）足がつった経験がないのでその痛みはわからない。
「痛みは本人にしかわからないから、お医者さんに行ってもお薬を処方する対処療法しかなくて、毎日お互いにぶつぶつ言い合って過ごしてます」と。
「毎日お互いにぶつぶつ言い合って」っていうところがいいね。
まだ、言い合ってるもの。ちょっとでも楽になったらいいな、奥さんも会長も。
もう全然雪降ってない。これから降るのかなあ。
CARROT見ても、雪が降るって書いてある。
CARROTってお天気アプリなんだけど、その日のお天気をお知らせするはじめの部分に一言書いてあって、それがなんとも生意気だったり、口が悪かったり、訳わかんないこと言ってきたりするんだよね。
それが楽しくて使ってるんだけど、今日は
This cloud will be another fine addition to my collection.
It's cold out, meatbag.
It's colder than polar bear's shriveled nutsack.
Stuff anything you need to carry inside a metal briefcase.then just lick the top to carry the briefcase around with your tongue!
ってさ。開くたびに適当なこと言ってくるけど、一応天気に絡めてはある。
それに普段あんまり使わない英語とかも混じってくるから面白い。
最後のとか、わざわざ文章の後に、＃lifehacksとか自慢げにタグがついてる。
ふざけてるけど可愛いやつだ。
今日は午後から美容室に行くんだけど、寒そうだからいっぱい着ていかなくちゃね。私は馬鹿だから滅多にというか、ほとんど風邪をひいたことがない。
本当に、思い出しても思い出せないくらい。
風邪って一度もないんじゃないかなあ。熱が出たことはある、これは1年に1-2回、そんなに上がるのか？人間の熱ってってくらい出ることがある。
でも、それでもご飯は食べられるし、普段よりハイテンションになるくらいで、どうってことない。寝込むってことがないから、ちょっとそういうのって羨ましい。
なんか、あれこれ大切に構ってもらえそうじゃん。って、今なっちゃたら誰も構ってくれないけれど。
得意先の会長と奥さんは、なんだかんだ言って（時々、奥さんが会長の文句のメールを送ってくるけれど）仲良しなんだろうな。
奥さんが会長にお粥とか作ってあげてる姿は想像つくけど、会長は全然料理とかしないらしいから、そういう時はどうなるんだろう。
まあ、今はなんでも売ってるからいいのか。
しかし奥さんの話を聞いてると、会長はどっかに出かける時は、いつも奥さんについて来てもらうっぽいから、万が一奥さんが寝込んじゃったりしたら、初めてのお使いみたいになるんだろうか。
ちょっと笑えるし、追跡してみたい気もする。
追跡するくらいなら、私がお使いに行ってあげればいっか。
いやいや、ここで甘やかすと一生お使いができなくなるから、追跡だけにしよう。
「雪国」読む用意はできてるから、雪降ってくんないかなあ。
雪降ってくんないと、別の本読んじゃうぞー。
でも、あんまり寒気が流れ込んで来ちゃうと、大変な思いをする人たちがいるから、私の雪だるまくらい別にいっか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？