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もしもーし、こちら地球ぼし、雨降り国、水たまり街、いい香りのする部屋です。

今は、電話で会話すること少ないから「もしもし」って言わなくなった。考えてみると「もしもし」ってどういう意味なんだろう?
でもなんだか相手の状況を優しく尋ねてる感じで、可愛いい響きも含んでる音。
「もしもし」
私の父は、主に電話を使っていた時代から 「Hello Hello?」って言う。
FaceTimeになってもそれは変わらない。

忙しい時とか、気分を変えたい時とか、なんとなく落ち着かない時とか、いろんな香りアイテムで周りの空気を変えるのが好きだったりする。香水だったりルームフレグランスだったり、お香だったり。

その中でもずっと変わらず使っているのが、パピエダルメニイ(Papier Darmenie)という紙のお香。一枚づつ切って、火をつけるタイプ。
キャンドルでも焚き火でも、火をつけるものって気分が上がるし、紙なので燃えていく姿を見ていると、部屋の中で紙を燃やしてるっていう、ちょっと悪いことしてるみたい感じと、終わった恋の写真やラブレターを燃やしてる感じもして、(もちろん燃やしたことはない。映画とかで見ただけ)ロマンチックだし、紙を伝って燃えていく火も毎回違う経路を辿って燃え尽きていくから、見ていて飽きない。

メモ帳みたいな作りで、切り取り線からピリピリ破ける。

香りで香りをごまかす感じではなくて、ランチに海鮮ものを使ったときとかも、キッチンで燃やすと、料理の香りも消してくれるし、燃やした後の部屋に残る香りも清潔感があっていい。

もう一つ気に入ってるのが、パチパチとした焚き火みたいな音を出しながら燃えるキャンドル。これは夜にしか使わないけれど、寝る前とかに思いっきりぼーっとして見ていると、その日一日あったことが凝縮されてきて、炎と一緒に溶けていく。唯一気をつけなくちゃいけないのは、香りが広がるのと同時に睡魔も襲ってきて、消すのを忘れてしまいそうになる事。

小さな小さな音ですけど、火をつけたらパチパチいいます。

音楽も本も映画も自分にとって色々なくちゃいけないものがあるけど、香りもその中の一つだと思う。もしかすると一番早く空間を変えれることができるのは、香りなんじゃないかなあと。

白檀のお香もよく焚くけれど、こんな雨降りの日にはパピエダルメニイがよく似合う香りだと思っていて、今日もいろいろな部屋で何回火をつけたことか。リビングでも寝室でもキッチンでも、この香りを焚くのにあわない部屋もない気がします。

自分が気に入っているものを誰かが見てくれるかもしれない場所に書いたりするのは、なんだか恥ずかしい気もするけれど、ずっと使ってきて本当にいいい感じだなあと思うものだったらいいかなあと思って。

「もしもーし」って、相手の状況を優しく尋ねて、こんなのはどうでしょう?ってくらいの押しつける感じじゃなく届くといいな。
どっちも、なんでも売ってるAmazonとかでも買えます。





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