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スズメの砂浴び。目撃談と地球に開けられた謎の穴。

久しぶりにカメラを持ってお散歩に行った。連休中は雨が多かったし、カメラを連れて行かなかった。きっとそういう時こそいい出会いがあるんだろうなとは思ったけれど、傘とカメラは相性が悪そうで。

全然上手く撮れなかった。
帰ってきてMacに突っ込んで画像が出てくるのをワクワク待った。
えっ、あーーーーっ。
私が切り取っていい気になってたものは、この程度かあ。

難しい。
ピアノの練習と一緒なのだろうか。毎日ちょっとでも弾かないとなんだか上手に弾けなくなる。自分でもはっきりわかる感じで上手く弾けない。
ということは、写真もそうなんだろうか。
一応、ちょっと言うと作品を見る目はある方だと思う。っていうか、一応、一応ね、その道ではプロだと思ってお仕事してきたから、ちょこっとはある。

だから、何かを見つけてどこかを見つけて、あっ、これ撮りたいなあって思った時には、すでに頭の中では、撮りたい形がはっきりしていて出来上がりまで作り上げられている。こんな色でこんな画角で、そうしたらバッチリ。そう思ってシャッターを切っている。たかが散歩のついでに撮ってる写真なのに。

光とかその瞬間の空気とかどうしてうまく切り取れないんだろう。お日様が眩しすぎる水面のキラキラとか、部屋の明かりが灯り出したキュンとする夕暮れとか、1日中泳ぎ回って、そろそろ眠くなってきたカモとか。

もっとキラキラしてたはずなのにな、の水面。

私の目の中には完全に撮りたい形ができていて、それを切り取ってるはずなのに、水面のキラキラはなんだかアルミホイルみたいだし、夕暮れは切なさが足りないし、鴨はもうすっかり寝てる。

違うんだよなあ。

スズメって砂浴びするんだっていうことを散歩の途中で見つけた。
どうも砂地のところに野球ボールくらいの穴が点々と会いてるなあと思って見ていたら、雀達がきてブンブン砂浴びしていた。なるほど、この人たちが開けたのね。
しかし、あんなにちっこいくせにみんなで毎日繰り返すと、あんな穴を開けれるんだあと感心した。海の砂浜ほど柔らかくはない砂地なのに。
ソフトボールくらいの穴もある。へえ。
余談だけど、雀って漢字に少ないっていう字が入ってるけど、世界中どこにでもいるよね。旅行に行ってスズメを見かけない国ってない気がする。鳩もか。
南極にはまだ行っていないけど。他になんか意味があるのかなあ。あとで調べよう。
しかし、初めは平らだったはずなのにそこに穴が開くってことは、みんなして同じ場所でやってるってことで、スズメ同士「あそこのあの位置ね」って連絡し合ってるのか、初めに誰かがやってくれたすこーしの窪みを見つけて、ちょっとの窪みがあると砂浴びしやすいよねってことで、そうなるんだろうか。なんか不思議。

スズメの砂浴びの記録。地球に穴を開けるほどの勢い。

しょうがない、今日もスズメを見習って写真を撮ろう。
ただの自己満なんだけど、思った通りに少しでも撮れたらきっと嬉しいはずだから。そこまでこだわらなくってもいいじゃんって言われそうだけど、自分のことくらいしか思った通りにはできないから。
そのうちスイカくらいの穴を開けて見せよう。って誰に? もちろん雀に。

ちょっと調べたところ、雀の漢字は 小+隹(とり)で小鳥という意味らしい。
(日本野鳥の会のページより) やはり鳥のことはここかと。
じゃあ「少ない」に見える「カタカナのノ」みたいな部分をどうしてつけた?
バランス?象形文字かなんかからの派生?
まあいい。今日はこのくらいにしておこう。お日様がいなくなっちゃう。
行くぞ!インダスターーーーー!
あっ、ちょっと保険でオートフォーカスレンズも一緒に来てっ☆

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