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さむっ!秋用のお布団をだして、部屋で靴下を履いた。靴下履くの嫌いなのに。

いや、寒っ!
急に来たな。朝方寒くて起きちゃった。
タオルケットとベットカバーで凌いでいたけれど、とうとう秋用のお布団を出して乾燥機かけた。
なんだかなあ、この間までのあの暑さはどこに行ったんだろう。
シャツ一枚で映画見に行って、帰りには無理な寒さだと思った。

何℃くらいだったらどんな服を着たらいいとか、そういうのがとても苦手っていうか、いちいち気にするのが嫌いっていうか、だったら、上着一枚持ってけよって思ったりもするけど、そういうのもなーんかちゃんとしてる人みたいで苦手。
きちんとした人からすると、何言ってるのか全然わからないだろうな。
こうだったらこうでしょっていう、決まった感じが苦手なんだな、多分。
旅行とかに行っても、細かくあれして、これして、こうなって、あーなってみたいな仕切り屋さんがいると、とたんに面白くなくなる。
その時にやりたい事やって、行きたいところに行って、なんなら3泊4日が7泊8日になっても全然かまわないじゃないかー。っていうか、どっちかっていうとそっちの方が面白いしそういうパターンの方が多かったりするから、集団での一緒はやっぱり無理。
たまーに、ものすごーくたまーに、この人達だったらいっかっていう人達と行ったりもする事もあるけれど、楽しいんだけど自分じゃない人みたいになってて、頭の上に本当の自分が浮遊してて「なにやってんだが」って感じで、ふわふわ見てる。
遊びに行ってるのに仕事の時みたいにおりこうな人格に変形させてる事が多い。
観光だって、食事だって、一応合わせたりは出来る。
でも、途中からどうでもよくなってくる。なのに、誰も気づかない。
意外と人付き合いのいい、面白くて楽しい人だと思われたりする。

昔、お酒が飲めてた頃は、仕事の相手と飲む時はどんなに飲んでも酔わなかった。
ワイン一本開けても酔わない。普通だとグラス一杯でご機嫌になる。
どんだけ猫被ってんだ、いや、猫を被るとは違うか。
まあ、正直、相手のことを全くの全く、仕事目線でしか見てないからなんだろうと思うし、仕事関係で知ってるだけの相手の前で酔っ払うなんて、言語道断。
本当のことを言えば一緒にいたくないくらいなのに。
まあ2人っきりじゃ行かないからまだいいけど。
他人と2人っきりで食事したことだって、数える程しかない。
取引先に出向いた時昼休みを挟んじゃって、仕方なくランチを食べたとかその程度。仕事が終わってからの時間帯では一度もない。
スタッフとか作家とか、みんなと連れだって行くのは好き。
そういう時は、みんなが楽しそうに話したり食べたりしてるのを見てられるし、ぼーっとしてても別にいいし、面白い話してればいいし。

むかーし、騙されたことがある。
取引先の社長がどうしても食事にお連れしたいのでと、その会社の担当者がアポを取ってきた。何度かスタッフに頼んでうまく交わしていたのだけれど、あんまりしつこいし、まあ、ちょっとばかり大きな画集の仕事も頼んでるしで、とうとう行く羽目になった。
なんか魚とかを食べさせるお店で、タクシーで乗り付けるとその担当者が門の前で待ってた。もう、それを見ただけで面倒臭さマックス。早くも後悔。
席に案内されて座ると、そいつはイケシャーシャーとこう言った
「すみません、ちょっと社長に急な用事が出来てしまって来れなくなりました。でも、せっかくなので□□君がお相手して来てくれと言われまして」と。
ふざけんなよ。お前嘘ついてるだろ。頭おかしいんじゃないのか?今すぐ社長に電話してみせろよ!あーーー、今思い出しても腹が立つ。
すぐ帰ろうとしたんだけど、中居のお姉さんとかが着々と準備しだして、どうにもこうにも立ち上がるタイミングがとれず、痛恨のミス。
そいつの事はもうその時点でどうでもいいんだけど、お店の人とかお姉さん達になんだか悪い気がしてちょっとだけ座っとくかと。
でも、飲まず食わず。そいつは調子に乗ってビール終わりに日本酒とか飲み出して、ベラベラ喋りっぱなし。顔も赤くなってるし、酒臭いし。
限界を迎えたところで、それじゃあと。
そしたらなんと、次はどこに行きますかと聞いてきた。
狂ってる。洞察力のなさに驚いた。
はあ、こういう人でも立派に社会人できるんだなあと。おまけに部長。
もちろん、さっさとタクシー呼んでもらって、それではさようならと。

せこい奴だったな。その後も何回も電話してきてた。一体何が目的なんだ。あんなに気まずい時間を過ごしたのに、よくもまあまた電話なんてかけてこれるもんだ。それもこっちはお客さんなんだぞ。もちろん優秀なスタッフがいてくれるから、2度と私に電話がつながる事はなかった。
名刺の中のお前に興味なんてない。
でも、お客さんの中に旦那さんの名刺を持ち歩いてて、初めて会った人に渡してた人いたなあ。あれはなんなんだろう。確かにパイロットなんて誰でもなれるお仕事じゃないとは思うけれど、それ、旦那さん。

どうして思い出したかというと、あの時、帰りのタクシーを待ってて「しまった、上着持って来ればよかった」って思ったのを思い出したから。
ちょうどこんな時期だったなあって。それだけの事。

今週ももう半分終わり!
明日はタオルケット洗おーっと。





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