今日は嵐みたいな風でお散歩中止だから、ちょっとした文房具のお話。
この間文具屋さんに行ったら、面白いものを見つけた。
DELFONICSのRollbahnっていうノートがあるでしょ?
中身のノートはちょっと黄みを帯びた方眼ノートで定番中の定番だけど、手を替え品を替えいろんな種類のデザイン表紙を出してくるノート。
出始めの頃はサイズは色々展開されてても無地ばっかりだったけど、最近はいろんなイラストとか、ラメったやつとか、プラスティックの表紙とかも出てる。
モレスキンも日本で出始めの頃は、黒一色で中身はルールドと白紙と方眼のみ。
結構作りが荒くてよれってたりしてたけど、それはそれで好きだった。
その頃からスケッチ用とかもあったけど、それも今と違って黒一色。
ここ最近(っていうかもう10年以上?)では星の王子様とか、もちろんロード・オブ・ザ・リングとか、何ならホビットとかミニオンとかあらゆる人気者とコラボしてて、使いもしないのにいわゆるジャケ買いさせられている。
話をRollbahnに戻そう。
これ見て。何とプラスチックの表紙カバー。
高校生の時だったらウキャッとなって喜び勇んで手にしただろうアイテム。っていうか買っちゃったけど。
これを無地のRollbahnににつけると、バックは何色でもこのキンキンキラキラしたお花の柄が浮き出るってわけ。なるー。
でもそこは無地じゃちょっとねーと、ニャンコの白抜きと意外にこういうデザインも好きなところを持ち合わせているのでコレを選択。
そしてそのキンキンキラキラのカバーと、このおフランスのお部屋みたいなノートを合体させると、見て見て見てっ!(テレビで見た通販の人みたいな感じで)
でも、なんか良くない?
何にもつけてないのもシンプルでいいのだけど、何に感動したかっていうとDELFONICSの企業努力。
もうほとんどの文具屋さんで売ってて、大抵の人は見たことあって、何なら買ったこともあるかもしれないノートで、今更もう出尽くしてるんでは?と思われなくもない自社製品に、手を替え品を替え新たな試みをぶっ込んでくる飽くなき企業努力に恐れ入って購入した次第。
いつも思うのだが、定番商品っていうのも定番だからって胡坐をかいてると、どんどん後続のものに定番をかっさらわれてしまう。
お茶とかビールとか、洗剤とかシャンプーとか、パッケージが変わったら「あら変わったのね」と思わせるのは簡単だけど、マイナーチェンジの繰り返しで気づく人は気づくかな?くらいの感覚で変えてきてるらしい。
大変な努力。
まあ新製品を開発する部署の方が何となく楽しそうだけど、定番を飽きさせずに時代に合わせながら維持するっていう仕事も地味ではあるが大切だと思う。
この前も書いたけど、パイロットのフリクションペンの新しいやつ、パイロット フリクション シナジーノック。
家で見つけた10年くらい前の記念品でもらったフリクションと、新しいフリクションを書き比べてその違いに驚いたのも束の間、この新しいシナジーノックはペン先が違うのか、本当に描きやすくて今までのフリクションの、ちょっとインクがマロっとしててキレがない気がするとか、消せるってのがウリだから黒なのに薄らっとしてる気がするとかあったのに、解消されてる。
パイロットの人には言いにくいが、ジェットストリームの書きごごちには到底だなっていう(フリクションは消せるってとこね、書き味で向こうを張ってる訳じゃないのよね?)今までの感覚がちょっと縮まった気さえする。
(紹介で上みたいな画像載せてるけど、別にアフィリエイトとかジャなくて、こういうやつですよっていうただのリンクです)
この間、お父さんにミスタードーナッツを買って行ったら、箱を覗き込んで
「中身は大して変わらないのに、手を替え品を替え色々出してくるよね」
と言った。でもそう言いながら、
「だけどそうされると、わかってても買っちゃうよね」と言いながら、ピンクのチョコがついたドーナッツを選んで美味しそうに食べてた。
いろんな会社の皆さま、文房具屋さんで新しいものを発見した時の喜びを、これからもよろしくお願いします。あっドーナッツも。