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嫉妬に効く薬

人の否定的な態度や言動の裏には、意識されていない嫉妬心が隠れていることが多いと思います。

特に興味深いのは、嫉妬する本人も気づいていないケースです。確かに、感情を抑圧するタイプの人にとって、嫉妬心は自分でも気づきにくい感情の一つかもしれません。その代わりに、合理的な理由や建設的な意見のように装って表現されることが多いですよね。

これには心理学的な裏付けもあります。嫉妬心が直接的に表に出るのではなく、批判や冷笑、時には過剰な謙遜として表れることが多いとされています。

また、相手の態度の背景に嫉妬があると理解できた時の心境の変化があります。怒りが和らいで、むしろ相手に対して温かい気持ちになれるという経験です。

そして、嫉妬に効く薬は「成長」です。成長の過程の一つひとつを踏む足を止めなければ、やがて嫉妬心も消えてしまうでしょう。

私の場合、微かに味わう嫉妬は案外心地いいものです。決して嫉妬するなと自分に言い聞かせることをしません。無理矢理説得してもそれを抑え込むだけで解放されず、傷跡を残すからです。

嫉妬心を否定せず、認めて受け入れる。これだけでいいのです。


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