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タロットであなたを語りたい【番外編】(糸川結花さんの場合)

そーっとそーっと、小さな声でよかったらわたしも占ってもらえませんか…募集逃してしまいましたが…少し憧れていましたとコメントしてくださったのはセトナ改め、糸川結花さん。
7月に22歳になられたばかりの方。

私ごとですが22歳といえばわたしが結婚した歳です。(唐突なカミングアウト)
早かったな…母が泣いた理由も今ならわかります。

☆結花さんの記事も是非お読みくださいませ♪


そんなシャイな結花さん。
アフタータロットカードで一枚引かせて頂きました。
通常版のカードのその後がモチーフになっていてユニークなカードです♪
出たカードはこちら!!!

ペンタクルの8!!!!!


ぼくは見習いの石工職人。
毎日同じモチーフをノミで削り出している。
最初はひどいものでまともにノミも金槌も持てなかったっけ。
親方はそんなぼくを見捨てずにここまで見守ってくれたんだ。

親方から出された課題は3つの星のレリーフ。
これを制作するのにどれほどかかっただろう。
兄弟子たちがどんどん手早く見事に彫っていくのに対し、ぼくは何度もやり直しだ。
ノミは小さくなり、刃はぼろぼろ。
兄弟子たちはそれを見て大笑いした。
おまえは何を彫ってるんだと。


そんな笑い声も嘲笑もぼくはまったく気にならなかった。
ぼくの耳にはぼくの息遣いとノミをふるう音。
石が砕ける音だけしか聞こえない。
そしてぼくの手から徐々に形が浮き出てくる星だけしか目に入らなかった。
3つの星を生む為にぼくは8つの星を作った。
それを無駄だと呆れて笑う者もいたが、ぼくは気にならなかった。


満足できるものを創り出したい。
もっともっともっと。
そして気がついたら8つの星が足元に転がっていた。
そのうちの出来栄えのよい、満足できるものを選んで完成させたのだ。
でも今ぼくはこれを見て思うのだ。
もっとこうすればよかったのではないか。
あの彫りを深くしたらどうだったろう。
終わりのない飽くなき探究心。


完成はさせるが、きっとこれで良い満足だ、完璧だとぼくが思う日は来ないかもしれない。
でもこうして、やりたいこと、さらにもっと学ぶべきことがある環境が、ぼくという人間を幸福で満たしているのだ。


ペンタクルは生活。あらゆる物質。お金。
健康などを表しています。
長い時間をかけてコツコツと努力することで実ると伝えてきています。
22歳という若さを思う存分享受して、どうかやりたいことに邁進していってくださいね❣️

こちらは占いという枠を超えて、カードであなたを語りたいという文学的な試みでありますが、この中により良いヒントを受け取って頂けると幸いです。

この度は本当にありがとうございます😊


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