日航機123便墜落事故(事件)⑲〜大月旋回以降の飛行経路を再度考えてみる
あらためて、123便の大月市(山梨県)以降の飛行経路をおさらいしておこうとグーグルで調べた。
そうそう、大月、相模湖、八王子……って、よく見たら自分の原稿のやつじゃないか。
これ。
ただ、ここにきて思うのが、単純にそれでいいのかということ。というのも抜けてる地名があるから。先だって、あきる野市や青梅市(東京都の西部。横田基地に極めて近い)で連日バイトをし、あらためて、地理的な位置関係を確認していたら、ちょっと疑問が出てきた。
有名な、この写真。奥多摩町日原(にっぱら)で撮られたものだ。
これが撮られたタイミングはいつか。自分はなんとなく漠然と横田基地到達前と考えていたが、確認してみたら、東から西へ飛んでいた。くだんの飛行経路から考えると、横田のあとなのだろう。
エンジンをめいっぱいふかし、黒い煙を吐きながら飛んでいたという123便。
加えて、有名な目撃情報2つ。
①五日市高校(当時、五日市町。現・あきる野市)の上空を飛んでいったというもの
➁青梅駅上空で目撃されたもの
再度、地図で見てみると、五日市高校はあきる野市の西部(合併前の五日市町)にあり、そこから北に隣接する日の出町方面に飛んでいき、さらに北の青梅市に到達したと考えられる。
これらの目撃情報の時系列はどういうものなのか。大月以降から考えてみるとして、大月市→相模湖(相模原市)→八王子市→昭島市→横田基地を経てどこを飛んだのか、(空間をすっとばしていきなり奥多摩町に現れないことはわかる)どうもよくわからない。
奥多摩町上空を西に向けて飛んだとなると、そのまま北の群馬県に向かったと考えるのが筋のようにも思うが(いわゆる、事故調査委員会の公式見解)、そうなると埼玉県の中央部を飛んだという一部の(そして、我が)説が覆されてしまう。
奥多摩町から左に南に旋回して、五日市高校→日の出町→青梅市(青梅駅)→埼玉県という経路はどうか。これなら、我が説である埼玉県入間市飛行がありえそうだが。青梅駅上空を東に向けて飛んでいたなら話は早いが、方向はどうだったのか、これまたよくわからない。