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デフレのノルムという悪霊

日銀が過去25年の金融政策を振り返るフォーラムの第2回目の議事録を公開した。

一言で要約すれば過去25年の金融政策はデフレのノルムとの戦いであった。ノルム、ノルムを連呼しているのでうんざりしている人も多いようだが、企業が価格転嫁できないというノルムがあって、物価と賃金がずっと上がらなかったことは事実だ。

そのノルムがやっとのことで解消されてきたのだが、なぜ解消されたのかについては実際のところ良くわからない。コロナとウクライナ戦争で供給側の要因でたまたま物価が挙がり、物価が上がったことで企業も賃金を上げようかと重い腰を上げ始めたというところだろうか。

吉川洋さんはノルムばっかり言うのは本質を見逃すのではないかと苦言を呈していたことはメモしておきたい。

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