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構造改革は3度来たる

竹森俊平の名著に『世界デフレは3度来たる』というものがあるが、ここでは「構造改革は3度来たる」と題して論じてみたい。

小泉進次郎が自民党総裁選出馬会見を行った。Xでは知性云々の質問への小泉進次郎の回答の見事さが話題になっているが、私は別の論点に注目した。

それは「構造改革」を主張したことである。

日本で構造改革が政策として大きくクローズアップされるのは実はこれで3回目になる。

1回目は橋本龍太郎政権のとき、2回目は小泉純一郎政権のときである。

構造改革がクローズアップされるときは直前の財政政策が財政赤字を増大させるだけで効果がないとされるときである。

特に現在の日本は新企業が経済を引っ張るということがなくなり、マクロ経済政策で需要を刺激することだけでは効果がないという声が大きい。現状を打破するために「構造改革」が3度目の登場をしたわけで、3度目の正直となるかが注目される。

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