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歴史に法則はあるか

「歴史は繰り返す」と言ってみたり「歴史は繰り返さないが韻を踏む」と言ってみたり、歴史好きにもいろいろある。

歴史学という学問でも歴史に法則があるのかどうかについて議論があるようだ。

ついさっき『歴史学はこう考える』という本を読んだが、その点については法則のようなものはないとランケという歴史家が主張したことが書いてあった。

ランケの議論を発展させたものとして以下のような文章があったので引用する。

"ランケよりのちの時代のドイツの哲学者、ヴィルヘルム・ヴィンデルバントは、物理学のように法則の発見を目指す学問は「法則定立的」な学問であるのに対し、歴史学は一回限りの出来事を扱う「個性記述的」な学問であると主張して、歴史学はいつでも・どこでも当てはまるような法則を追い求める学問とは異なるタイプの学問なのだ、と定式化しています(『歴史と自然科学』)。"

マルクス主義歴史論だと歴史には普遍的法則があるとされるが最近は流行らないようだ。

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