「憲法制定権力」と「憲法改正権力」は違うらしい
本を読んでいて知ったのだが「憲法制定権力」と「憲法改正権力」は違うらしい。
「憲法制定権力」は戦争や革命が起こったときにビッグバンの如く新規の憲法を制定するもの。「憲法改正権力」とは既存の法的制約の中で粛々と改正するものなのだそうだ。ビッグバンの如くという比喩ではないが「憲法制定権力」のほうが神の如く強力なものというイメージだ。
実は現行の日本国憲法は「憲法改正権力」で作られたものだ。大日本帝国憲法を改正するという手続きで生まれたものだからだ。
日本国憲法が生まれたのはGHQの「憲法制定権力」なのか、はたまたGHQと天皇と日本国民による共謀で「憲法制定権力」が生まれたのかは判然としない。