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79.おひとりさま必見。献体を希望するなら事前準備が99%~「2分で読める 終活、はじめのだいいっぽ🐾簡単終活マニュアル」
前回は、生命保険の死亡保険金の受取人についてお話しました。今回は、献体を希望する場合の注意点についてお話します。
別マガジンのこちらでも少し触れましたが、
自分亡き後、「献体」を希望される方が、少なからずいらっしゃいます。
献体を希望する場合、
事前準備が99%
です。事前準備がないと、献体したいという希望を叶えることが非常に難しくなります。なぜか?
1.献体する先を事前に指定して申込が必須。生前登録者のみ受け付けの病院が多い
2.献体を事前申し込みしていても、そのことを家族や関係者に伝えておかないと、誰も気づかず火葬されてしまう
3.献体した場合、ご遺骨がご家族のもとへ帰ってくるまでに数年を要するので、ご家族や関係者への周知と理解が必須
4.献体を同意してもらえるご家族(親族)2名が必要(病院によって人数は違うかもしれません)
といった問題があるからです。また、よくある誤解として、
5.献体したら、葬式代はタダ。
6.献体したら、墓をつくらなくてもいい。
この2点があげられます。
まず、5について。
葬儀代がタダになることはありません。葬儀を済ませてから献体することもできるし、葬儀せず献体することもできますが、葬儀を執り行う際にかかる費用は、ご本人またはご家族の資産です。
次に、6。
献体の役目を終えてご遺骨となってご家族のもとに戻ってきた場合、墓を建てるのは、ご本人またはご家族の負担です。献体の場合、篤志の合同墓を病院側が持っている場合が多いので、その合同墓に入れてもらう場合、墓代は不要です。
献体をしたいという希望を叶えるためには、最初に上げた1.2.3.を先にしておく必要があります。これは元気な時にやっておかないと、難しいということはおわかりでしょう。だって、火葬されてしまったら、手術などでお体を解剖することはできなくなりますよね。だから、火葬する前に、献体先に預けることが大前提です。
また、4.の親族の同意は、結構大きなポイントです。ご本人がいくら「献体して医学の向上に役立てて欲しい」と思っていたとしても、ご家族さんが賛成してくれなければ、実施することはできません。
自分の体だから、と勝手に一人で決めてしまうのは、非常に危険。死生観は、ご家族でも違います。献体なんて耐えられない、という方もいらっしゃいます。なので、
「大丈夫だろう」と勝手に思い込まず、必ずご家族、関係者に献体したいという話をしておいてください。
そして、「献体登録証」を、必ず携帯すること。財布の中とか、スマホケースとか、とにかくいつも持ち歩くものに入れておいて、見つけてもらうことが最重要です!
🔷前回のおさらいをしたい方はコチラをどうぞ↓↓
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