8歳の兄と2歳の妹
人は出来事や想いを忘れてしまいます。
忘れたくない想いは、記録して持つ
私が10冊に及ぶ育児ノートをつけたのは、この瞬間があまりにも
忘れたくない時間だったから。
魔の2歳児 その頃自分を励ますために、
上手くいかないことを あきらめるためによく使いました。
この記録が、子育てのひとつの真実としてお役に立てたらうれしい。
▶2歳児の決意
▶兄と妹をつなぐ言葉
▶同志をえる価値
▶信頼とは 種を育てるようなもの
2歳児の決意
あと2か月で2歳の妹
眼力が強く、嫌だということは絶対に譲らない。
嫌だと言って、受け入れてもらえなければ、それは交渉決裂ということ
腹を立て、背を向けて、全身の細胞から怒りオーラを出す。
2歳児の娘のスローガンは 『すべてにNOを!!』だった。
兄と妹をつなぐ言葉
おギャーと生まれたあの赤子が、いつも弱弱しかった妹が、
突如 怪獣のように威厳を発揮し始めた。
8歳の兄は、怪獣にひっかかれ、つままれて私と同じくらい
大変な経験をした。
8歳の息子にはこう伝えた。
『2歳児ってね、身体の中で大きくなるために、いろいろな変化が起きているんだって、だから、うさぎちゃんがイライラしたり、怒ったり、泣いたりするけれど、大きくなるために、大切なことだから見守ってあげてね。』
息子はこう答えた。
『僕にもそんな時あった?』
わたしはこう答えた。
『すっご~~~~~~くあったよ』
息子はなんだか満足気だった。
同志をえる価値
そう息子に告げた私でも、
『こら~(# ゚Д゚) いい加減にしなさ~い』と怒りかけていると・・
息子はわたしをこうたしなめた。
『ママ。ママが言ってたやん。今 見守っていこうねって』
8歳の息子は、2歳の娘の子育てを共にしてくれた同志といっても
過言ではない。
信頼とは 種を育てるようなもの
2歳児に困惑しているのは、親だけではなく、上の子も同じかもしれない。
子ども扱いをするのではなく、なんならお母さんの味方になってもらう。
信頼して頼ってみることも、いいかもしれない。
ただ、一人の人として信頼した上で、感謝もわすれずに・・