「反復」と「継続」の違い
今日は「続けるだけじゃ意味ない」って話をしたいと思います。
皆さんの身の回りにもいませんか?
長く勤めているのに仕事の要領が悪い職場の先輩、とか。
あるいは自分自身を省みて、ずっと続けているのにあまり成長・上達していないことは、ありませんか?
もちろん、同じことを続けるだけでも大変なことです。
続けることそれ自体にも、確かに価値はあります。
でも、それだけでは向上していきません。
単純に続けるだけではダメなんです。
向上するために必要なこと
京セラの創業者・稲盛和夫さんの名著『生き方』には、以下のように記されています。
継続と反復は違います。昨日と同じことを漫然と繰り返すのではなく、今日よりは明日、明日よりは明後日と、少しずつでいいから、かならず改良や改善をつけ加えていくこと。そうした「創意工夫する心」が成功へ近くスピードを加速させるのです。
同じことを単純に繰り返すのではなく、改良・改善を少しずつ加えていく創意工夫が大事であると述べています。
また、ビジネスライティングの基礎を網羅した名著『書く技術・伝える技術』にも、以下のように書かれています。
ライティングの力は、学習することで身につくのであって、経験では身につきません。
経験だけではなく、学習を伴わないと力はつかないと述べています。
ライティングに限らず、全てのことに関して同様なのではないでしょうか。
「まだそのレベル?」と思われないために
何ともおこがましいですが、他人の成果物や普段のふるまいを見ていて「それだけ続けてきて、まだそのレベル?」と思ってしまうことがあります。
また、自分自身も過去にそう言われてきた経験があります。
今も思われているかもしれません。
なので、自戒も込めてこの記事を書いています。
みなさんは、「反復」ではなく「継続」できていますか?
日々、改良・改善を行なっていますか?
経験するだけではなく、「学習」も取り入れていますか?
もちろん、学習だけで実際の行動を伴わないと意味はありません。
行動して、振り返って、学習して、また行動して・・・
その繰り返しこそが、向上・成長に繋がっていくのだと思います。
アインシュタインも、下記のような名言を残していますね。
『同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という。』
成長が止まっているなと感じている方は、ぜひ
「振り返り」
「改善」
「学習」
を日々の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!