【映画】グローリー/明日への行進
こんばんは、はまじんがーです。
今日は早起きして映画見てました。
早起き映画、いいですね。
早朝で脳みそがまだ覚醒してないのを、映画を見ることで徐々に目覚めさせていけてる感じがイイです。
これ、習慣にしていきたいですね。
習慣化したいことが多すぎて困ってますが。笑
で、今日見たのはこちら『グローリー/明日への行進』。
舞台は1960年代、黒人の投票権を求めてデモ行進を行った「血の日曜日事件」を描いた作品です。
キング牧師が初めて主役に据えられた映画
2014年公開にして、キング牧師を主役に据えた初めての映画だそうです。
「なぜ、それまでキング牧師が主役の映画がなかったのか?」
についてですが、映画評論家の町山智浩氏によると、キング牧師の演説の著作権を遺族が持っており、それを映画で使おうと思ったら遺族全員の許可をもらわなければならないというハードルがあるためになかなかキング牧師が主役の映画が実現しなかったんだとか。
しかし、本作の監督を勤めたエイヴァ・デュヴァーネイ氏はキング牧師の演説のシーンにおいて、実際に使われた言葉の「類語」を用いることによって著作権のハードルをクリアしたそうなんですね。
わざわざ類語を調べあげるという手間をかけたところに、監督の作品にかける意気込みが伺えます。
黒人の投票権について
投票権というと、日本だと20歳になると役所の方で自動的に手続きが行われて付与されますが、アメリカでは自らの足で役所に出向き、申請をする必要があります。
そして黒人の投票権はどうだったかというと、奴隷制がすでに撤廃されていたにも関わらず、黒人で投票権を得られたのはごくわずかでした。
というのも、投票権を申請する際、アメリカの政治や歴史についていくつか質問が行われ、それに答えられたら投票権が認められるというシステムになっておりまして、黒人に投票権を与えたくない白人の役人は「間違えるまで質問を行う」という無理ゲーを課したのです。
血の日曜日事件
1964年に公民権法は制定されていましたが、投票権が得られなくては白人の政治家しか選挙で当選しないことになり、白人優位の政策ばかりが行われることになってしまいます。
民主党の支持基盤を失いたくないジョンソン大統領は黒人に投票権を与えることを渋ります。
しかし、黒人のデモ隊と白人警官が衝突した「血の日曜日事件」で、「非暴力」を貫く黒人のデモ隊に対し、白人警官が容赦なく暴力行為で追い返そうとする姿がテレビで報道されたことが以後の投票権法の成立につながっていくことになります。
キング牧師の苦悩、葛藤が描かれた作品
黒人の指導者として公民権運動を主導したキング牧師ですが、彼を悩ませたのは白人との対立だけではなかったことが映画では描かれています。
家庭内でのことや、黒人内での対立など、そんな厳しい内情がありながらも、自分の信念を貫いて指導者として公民権運動を率いていく姿から、何か感じ取れるものがきっとあるかと思います。
興味のある方は、ぜひごらんになってみてください!
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