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傘が好き。だから雨に降ってほしいこともある。
晴れと雨。
どちらが好きかと言われたら、晴れが好き。
陽の光を浴びると気分はよくなるし、なにより軽やかに外出できることがよい。
身が軽くなった気持ちになれる。
それに比べてどうしても雨だと身が重い。
空は全体的に薄暗く、外出するにも手間がかかる。
けれど、望もうと望まないと天気は交互にやってくる。
晴れは好き、雨は嫌いと言って、ずっと生き続けるのはなんとも悲しい話で、雨は来るなと願っても、自分でコントロールできることじゃない。
それに加えて、生物は雨のおかげで生きることができている。
生活を支えてもらっている以上、天気をコントロールできたとしても、雨を全く降らさないことはできない。
かと言って、必要なんだから受け入れろというのも暴論で、何か一工夫加えたい。
今身近にあるモノをただ必要なものと考えず、それぞれが好きなものであった方が生きていて気持ちがいい。
ではどうやって雨を好きになればいいのだろう。
そういう時は、晴れと雨で絶対的に差がある部分を好きになるということを考えてみる。
晴れの日には絶対に使わないが、雨の日には必需品なもの。
そう、傘である。
お気に入りの傘があったとしても、晴れの日には使えない。
でも傘は早く使いたい。こんなおしゃれな傘があるって話をしたい。
こうなると、雨に降ってもらわないと困ってしまう。
しかし、望んでいると意外と雨は少ないもので、
新しい傘を買った時に限って、全然雨が降らなくなったという話も聞いたことがある。
今まで嫌な気持ちになっていたのに、それを待ち遠しい気持ちで楽しみにできたなら、朝カーテンを開けた時、晴れでも雨でも楽しい気持ちになれる。
ここまで書いてきて、元も子もないことを思ってしまったが、
最近は日傘兼用の傘も多いのか。
晴れの日に絶対に使わないは噓になってしまった。
そこが重要なわけではないので、一度スルーするとしよう。
嫌だと感じるものがあるのは仕方ないけれど、それをそのまま受け入れ続けず、もしかしたら何か楽しみ方があるかもと思いながら接したい。
人に人それぞれの感じ方があるのだから、ゆっくりと探っていけば、自分だけの楽しみ方も見つかるはずだ。
そうあってほしいと思う。
そして、楽しみ方を見つけたら、今まで嫌いだったという事実に縛られず、素直に楽しめるようになりたい。
前嫌いだったから、好きになるはずがないと芯を持つことも自分らしさの一つであると思うけど、楽しみが増えることには柔軟な姿勢でいたいと思う。
素敵な雨の日をお過ごしください。