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熊野ミツオさんの『光る犬』を読んで

熊野ミツオさん(まいたけさん)の詩と短歌の本『光る犬』が私のうちにも届いた。

まいたけさんのことはツイッターでフォローしていて、毎日のツイートを見ることは私の安定剤のようになっている。時々、詩や短歌、作文や絵日記が投稿されるのでそれもとても楽しみにしている。つまりファンですね。

中でも詩が特に好きだ。
まいたけさんの詩はとてもしっくりくる。

本が届く数日前、Youtubeでサニーデイ・サービスの曽我部恵一さんが「苺畑でつかまえて」について話しているのを聴いて、この曲がすごく好きになった。

この曲はSF的なイメージ
別の星、絶滅した後の世界
そういうところに、ひとりじゃない
誰かいるかもしれない
終わった場所にいるのかもしれないけど
まだ何かを待っている

そんな話がされていた。
一日に何度も何度も聴いてこの曲の中に帰りたいと思っていた。
こういう場所がそれぞれの人の中にあるんじゃないだろうか。
全員かどうかわからないけど。

まいたけさんの詩はこの場所のことが書かれていている、と私には思える。
そこは静かで、一見さみしいけど街があり人がいて賑やかにも思える。
沈殿して透きとおっている。

そういう場所をみると落ち着くのはなぜなんだろう?

手軽にこの場所に連れて行ってくれるものに絵本がある。
仕事から帰ってきて気持ちを入れ替えたい時なんかによく開いている。
『光る犬』もその棚にしまおうとおもう。


熊野ミツオさんの詩はnoteでも読むことができます。


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