訳詞 『Another day of sun』
さて、ご無沙汰投稿でございます。
昨日終演いたしました、『Rolling!! 六本木クラップス』
たくさんのお客様にご来場いただき、本当に温かいライブとなりました。
今回は、打ちこみ音源に、タップダンスなど、盛りだくさんの演目でありまして、スタッフさまの多大なる協力のもとに成し得ました、心より感謝感謝でございます。
今回の公演では、伊佐が13曲中7曲を訳詞させていただき、歌っていただきました。
今日から、一周間、ひとつずつ紹介していきたいと思います。
何故かと言いますと、只今、ライブ配信いたしましたものが、一週間のアーカイブ配信を致しております。生とはまた、別の楽しみがありまして、ステージ横からの画角があるものですから、タップダンスの足元が丸見え(ミスも丸見え・・・)。
ご来場のお客様も、ご都合合わなかったお客様も、是非ご鑑賞いただければと思います!
リンクは、こちらから!
では、最初はオープニングナンバー、
『Another Day of Sun』
映画「ララランド」より、歌わせていただきました。
原題『Another Day of Sun』は、
直訳しますと、「別の太陽の日」(中学英語か・・・)
私的に意訳しますと、単純に「今日じゃない日」ですかね。
それが「去年」なのか「昨日」なのか「明日」なのか「来月」なのか。
ただ、僕たち俳優は、固定収入や給料制ではないので(ライブ中の芝居でもネタにしましたが)、とにかく「明日」、そのために歌っている気がしているんです。
それは、僕たちの生きることだけではなく、お客様の「明日」のためでもあり、そのために今、「歌う」のだなあ、と思い、
「明日のためのSong」
と訳させていただきました。Song と Sunが語的に似ていたので、こうしたんです。やはり、原曲あっての訳詞なので、なるべく語感は近いように。
そう、今回は、どの曲もそうなんですが、所謂ミュージカル訳詞ではなく、曲として訳そうと思いまして、言語もふんだんに残しております。
最初に歌う女性のパートも、固有名詞はなるべくそのまま。そこに、日本語で動詞や感情を散らしていく。混ぜご飯スタイルなんですね。もはや闇鍋。
そして、
地方から夢を抱き、しがらみを残して登場してくる人、
日常の中で、自然から生き様を感じる人、
日々、鍛錬に打ち込む人、
なんて、泥水啜る俳優のプロトタイプを並べた次第なんです。
我々、俳優のテーマソングでもあるな、なんて思いながら、
気持ちを込めて歌わせていただきました。
残り6曲も、1日づつ投稿していきますね。
お楽しみに。
伊佐旺起